書籍、CD、DVD、映画など

2021年2月24日 (水)

三毛猫ホームズの騎士道

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いまは行くことのできない欧州を舞台にしている、と言う理由で、ドイツのホームズを読む。
ホームズ嬢一行はデュッセルドルフからロマンチック街道に向かって古城に到着したわけだが、ローテンブルクの近くの古城だろうがどこの古城かは不明。

赤川次郎/著
角川書店
https://www.kadokawa.co.jp/product/199999149788/

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2021年2月21日 (日)

劇画 ヒットラー

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ヒトラーと周囲の人たちとの関係が、本書が描いたような関係であったりやりとりが行われたりしたかどうかはともかく、周囲がヒトラーの妄想を支えていたのは確かだろう。
その妄想のなかにアーリア人を中心とする人種思想があったはずだが、本書ではユダヤ人根絶やスラヴ人奴隷化などはテーマとしては描かれていない。
戦争体験者たる水木氏に、ヒトラーの名で何が行われたのかを描くのではなく、むしろ、周囲の人たちとの関係を中心にヒトラーを描くという本書の描き方には、何か意図があったのだろうか。
飄々としつつ、一面では激昂するヒトラー、冒頭の黙示録の蒼褪めたる馬はヒトラーが連れてきたのか。

水木しげる/著
筑摩書房
https://www.chikumashobo.co.jp/special/hitler/

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甦る三大テノール 永遠の歌声

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1月にル・シネマで公開された「甦る三大テノール 永遠の歌声」が、近所に来たので観る。
もともと客席数の少ない映画館だが、コロナ禍にあって客数を半分にしているので、開場20分ほど前には完売となってしまった。
1990年7月7日にローマのカラカラ浴場で開催された、ルチアーノ・パヴァロッティ、プラシド・ドミンゴ、ホセ・カレーラスが揃い、ズービン・メータがローマ国立歌劇場管弦楽団とフィレンツェ五月音楽祭管弦楽団を指揮するコンサートの、メイキング映像、パヴァロッティが亡くなるまでのその後の映像、インタビューなどで「三大テノール」を描く。
多くの楽曲が流れるが、ドキュメントなので音楽が目的ではない。
このときのCD(上画像左)とDVD(上画像右)がある。
このCDとDVDはDECCAから出ているのだが、その裏話も出てきた。

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https://gaga.ne.jp/threetenors/

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2021年2月19日 (金)

ハイネ散文作品集 第2巻 「旅の絵」より

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以前、「チロルの悲劇 アンドレーアス・ホーファー」を読んだときに、ハイネがインスブルックの「金鷲亭(Zum Goldenen Adler)に泊まったようなことが書いてあったので、読んでみる。
http://m-kusunoki.cocolog-nifty.com/blog/2020/03/post-9b1fa1.html
すると、たしかに「ミュンヘンからジェノバへの旅」第七章に書かれている。(P.138)
また、ハイネはここでインマーマンに触れている。

それにしても、言葉の洪水であって、しかも改行がほとんどないので、いささか辟易する。

シシィは、いつの頃からハイネに傾倒していたのか。
シシィが生まれたのが1837年、ハイネが亡くなったのは1856年2月17日、シシィはその直前の1854年4月にFJの妻となっている。
本書の散文は、「ポーランドについて」が1822年、「イデーエン ル・グラン書」が1826年から27年、「ミュンヘンからジェノバへの旅」が1828年、「バーニ・ディ・ルッカ」が1829年だとすれば、読んだ可能性はなくはない。
ステージでは、コルフ島でシシィはハイネの霊を呼び出そうとして"Ich erwart dich, Heinrich Heine, bleib bei mir, enttäusch mich nicht! Komm und diktier mir noch ein Gedicht!"と歌うのだが、ここでは「詩」を待っていて、こうした散文を望んだのではなさそうだ。
出てきたのはマックス公の霊で、シシィはマックス公の霊にたしなめら、"Adieu, Sisi"と別れを告げられるのだが、マックス公が亡くなったのは1888年11月15日であるから、このシーンはそれ以後の時期ということになる。
また、結婚前のお転婆お嬢時代は、ハイネを求める理由はないだろうから、FJとの結婚と王室の旧弊たるしきたりとの葛藤のなかだろうから、1850年代以後なのだろう。
あくまでステージ上からの想像ではある。

消えたハイネ・・・金時鐘
ポーランドについて・・・木庭宏/訳
イデーエン ル・グラン書・・・木庭宏/訳
ミュンヘンからジェノバへの旅・・・鈴木謙三・鈴木和子/訳
バーニ・ディ・ルッカ・・・深見茂/訳
作品解題
解説

松籟社
http://www.shoraisha.com/main/book/9784879841131.html

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2021年2月14日 (日)

ヨーロッパ人の見た幕末使節団

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それまでに幕府と欧州各国との間で締結された修好条約に盛り込まれていた、新潟と兵庫開港および江戸と大坂の開市を延期する交渉、そしてロシアとの樺太国境画定交渉のため、1862年に江戸幕府がヨーロッパに派遣した文久使節団を、ヨーロッパ側の目にどう映ったのかを、諸国の新聞や雑誌に書かれた内容を紹介している。
P.100に、「ドイツの現地の新聞報道と日本側の日記等の記録とをつきあわせると興味深いことがいくつかみえてくる」とあるとおり、同じ対象を双方がそれぞれどう見たか、つきあわせてみたい。
「幕末遣欧使節団」が同じ講談社学術文庫から出ている。
ただし、紙版は絶版である。
https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000151344
また、福沢諭吉が文久使節団に通訳として参加しており、福沢諭吉の日記「西航記」が、「福沢諭吉選集」第1巻、「福沢諭吉全集」第19巻(いずれも(岩波書店))に収められているらしい。

はしがき
使節団のメンバー
第一章 イギリスにおける使節団――「冷静で、礼儀正しく、威厳のある態度」(ポール・スノードン)
第二章 ドイツにおける使節団――好奇の目で迎えられる「異国の殿方たち」(鈴木健夫)
第三章 「ベルリンの日本人」――歓迎され、風刺された使節団(ギュンター・ツォーベル)
第四章 ロシア・ペテルブルクにおける使節団――真面目な守旧派と陽気な進歩派(鈴木健夫)
図版・写真出所一覧
あとがき

鈴木健夫/著
ポール・スノードン/著
ギュンター・ツォーベル/著
講談社
https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000151479

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2021年2月13日 (土)

特別展「桃山―天下人の100年」図録

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東京国立博物館平成館で開催されていた特別展「桃山―天下人の100年」の図録である。
前期、後期ともに行った。
http://m-kusunoki.cocolog-nifty.com/blog/2020/10/post-dc90a9.html
http://m-kusunoki.cocolog-nifty.com/blog/2020/11/post-2ed1e2.html
17の国宝、94の重要文化財が集まった、安土桃山時代から江戸前期にかけての爛熟した文化財の数々を観ることができた展覧会だった。
図録では、大きさも異なるし立体ではないので、じっさいの展示物を観たときの感覚が再現するわけではないが、それでもこれだけの

展示期間は、前期後期だけでなく、もう少し細かく設定されているものもあり、2回では見ることのできないものもあった。
見ることができなかった展示品は、4点。
31 源氏物語色紙 紅梅 B
79 四季草花小禽図屛風 C
220 黒漆打刀 G
224 重文 小袖 紺練緯地葵紋散槍梅模様 G

展覧会の構成は、本書の構成とは少し異なっている。

変革の時代の絵画 田沢裕賀
年表
第一章 天下人一〇〇年の美のかたち
第二章 室町人の美意識—「桃山」前夜の美術
第三章 茶の湯、桃山茶陶の開花
第四章 西洋世界へのまなざし
第五章 桃山の成熟—豪壮から瀟洒へ
第六章 武将の装い—刀剣と甲冑
第七章 泰平の世へ—再編される権力の美
作品解説
出品目録

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MARUYODO
https://maruyodo.jp/goods_detail.php?id=1136

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2021年2月11日 (木)

ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番・第5番《皇帝》/Klavierkonzerte No4. & No.5"Emperor"

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久しぶりに聴く。

ピアノ協奏曲第 4番 ト長調 作品58/Konzerte für Klavier und Orchester No4. G-dur op.58
ピアノ協奏曲第 5番 変ホ長調 作品73/Konzerte für Klavier und Orchester No.5. Es-dur op.73 "Emperor"

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イサークが「皇帝」を弾いた、レーゲンスブルクのケプラー記念堂を思い出す。
ケプラー像が置かれているので、グランドピアノを置くことはできないのだが。

ピアノ:クリスティアン・ツィマーマン/Krystian Zimerman
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団/Wiener Philharmoniker
指揮:レナード・バーンスタイン/Leonard Bernstein
録音:ウィーン楽友協会大ホール、1989年9月/ Wiener Musikverein Großer Saal, September 1989

ユニバーサル ミュージック
https://www.amazon.co.jp/dp/B0000CD7XD

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2021年2月 9日 (火)

三毛猫ホームズの歌劇場

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いまは行くことのできない欧州を舞台にしていると言う理由で、かつて読んだことはあるのだが、この時期にオーストリアのホームズを読む。
ストーリーの順番としては、ドイツが舞台の「三毛猫ホームズの騎士道」の方が先である。
そして、「三毛猫ホームズの幽霊クラブ」を経て本書となり、「三毛猫ホームズの登山列車」でスイスに向かって帰国となる。

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登場する場所は、ウィーン空港、インペリアルホテル、シュテファン大聖堂(「セント・シュテファン教会」と書かれていることには、今となっては違和感あり)、
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デメル、歌劇場、グリーヒェン・バイスル、
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カプツィナー教会、プラター。
初めて読んだときは、どんな光景なのかがわからずに読んでいたが、何度もウィーンに行ってあちこち歩くと、こうした場所や街の通りのイメージを抱きながら読むことができる。
しかし、グリーヒェン・バイスル、何度か前を通りかかったことはあるのだが、入っていないことに気がついた。
インペリアルホテルも、前はよく歩くが、入る機会はない。

そして、くれぐれもレストランなどにホームズがなぜOKなのかなど、尋ねてはいけない。

赤川次郎/著
角川書店
https://www.kadokawa.co.jp/product/199999149793/

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2021年2月 6日 (土)

井上ひさし全芝居 その七

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「東京裁判三部作」の「夢の裂け目」「夢の泪」「夢の痂」が収録されているほか、「円生と志ん生」「箱根強羅ホテル」、最後の作品となった「組曲虐殺」と、21世紀になってからの作品が収録されている。
遅筆堂の、さまざまの社会的な役割を担い発言してきたこととの重なり、あるいは作品への投射を考える。

このなかでじっさいに舞台を観たのは、「組曲虐殺」だけだ。
「組曲虐殺」は、2012年と2019年の2度、観た。
http://m-kusunoki.cocolog-nifty.com/blog/2012/12/post-e16a.html
http://m-kusunoki.cocolog-nifty.com/blog/2019/10/post-8aeacc.html
2020年にせたぶんで開催された「井上ひさし展-希望へ橋渡しする人」でも、「組曲虐殺」の大きなスペースがあった。
http://m-kusunoki.cocolog-nifty.com/blog/2020/11/post-c9dbd2.html

「夢の裂け目」「夢の泪」の再演で、土居裕子さんが出ていたのか。
土居さんの遅筆堂は、「マンザナ、わが町」を二度観た。
http://m-kusunoki.cocolog-nifty.com/blog/2015/10/post-6e1f.html
http://m-kusunoki.cocolog-nifty.com/blog/2018/09/post-0622.html

「夢の泪」での「日本人のことは、日本人が考えて、始末をつける」(P.145)ことにならなかった「戦争責任」や。「なぜ」と問うこともなかった思考や行動は、いまだにこの国を覆っていることが、コロナ禍や五輪をめぐる動きからも見えてくる。
そして、「ムサシ」の「恨みの鎖を断つ」(P.608)は、日本国憲法の役割を思う。

東京裁判三部作、箱根強羅ホテルは、舞台を観たい。

夢の裂け目
夢の泪
夢の痂
水の手紙――群読のために――
円生と志ん生
箱根強羅ホテル
私はだれでしょう
ロマンス
少年口伝隊一九四五
ムサシ
組曲虐殺
初演記録
解説 扇田昭彦
劇中歌リスト

井上ひさし/著
新潮社
https://www.shinchosha.co.jp/book/302332/

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2021年2月 5日 (金)

John Williams - Live in Vienna/ジョン・ウィリアムズ ライヴ・イン・ウィーン

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ジョン・ウィリアムズが、ウィーンの楽友協会ではじめてウィーン・フィルを指揮した演奏会の映像。
オリジナルとは違った音楽を堪能できる。
2月5日発売の円盤を予約しておいたのだが、発売当日到着、さっそく視聴する。
去年でよかった。
今年だったら、無観客だったろうし、盛り上がりにも欠けただろう。

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01. THE FLIGHT TO NEVERLAND from HOOK
/ネヴァーランドへの飛行 (『フック』から)
02. EXCERPTS from CLOSE ENCOUNTERS OF THE THIRD KIND
/『未知との遭遇』から抜粋
03. HEDWIG’S THEME from HARRY POTTER AND THE PHILOSOPHER’S STONE
/ヘドウィグのテーマ (『ハリー・ポッターと賢者の石』から)
04. THEME from SABRINA
/『サブリナ』のテーマ
05. DONNYBROOK FAIR from FAR AND AWAY
/ドニーブルーク・フェア (『遥かなる大地へ』から)
06. DEVIL’S DANCE from THE WITCHES OF EASTWICK
/悪魔のダンス (『イーストウィックの魔女たち』から)
07. ADVENTURES ON EARTH from E. T. THE EXTRA-TERRESTRIAL
/地上の冒険 (『E.T.』から)
08. THEME from JURASSIC PARK
/『ジュラシック・パーク』のテーマ
09. DARTMOOR, 1912 from WAR HORSE
/ダートムア、1912年 (『戦火の馬』から)
10. OUT TO SEA & THE SHARK CAGE FUGUE from JAWS
/鮫狩り
11. MARION’S THEME from INDIANA JONES AND THE RAIDERS OF THE LOST ARK
/マリオンのテーマ (『レイダース/失われたアーク≪聖櫃≫』から)
12. THE REBELLION IS REBORN from STAR WARS: THE LAST JEDI
/レベリオン・イズ・リボーン (『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』から)
13. LUKE & LEIA from STAR WARS: RETURN OF THE JEDI
/ルークとレイア (『スター・ウォーズ/ジェダイの帰還』から)
14. MAIN TITLE from STAR WARS: A NEW HOPE
/メイン・タイトル (『スター・ウォーズ/新たなる希望』から)
15. NICE TO BE AROUND from CINDERELLA LIBERTY
/すてきな貴方 (『シンデレラ・リバティー/かぎりなき愛』から)
16. THE DUEL from THE ADVENTURES OF TINTIN: THE SECRET OF THE UNICORN
/決闘 (『タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密』から)
17. REMEMBRANCES from SCHINDLER’S LIST
/追憶 (『シンドラーのリスト』から)
18. RAIDERS MARCH from INDIANA JONES AND THE RAIDERS OF THE LOST ARK
/レイダース・マーチ (『レイダース/失われたアーク≪聖櫃≫』から)
19. THE IMPERIAL MARCH from STAR WARS: THE EMPIRE STRIKES BACK
/帝国のマーチ (『スター・ウォーズ/帝国の逆襲』から)
20. JOHN WILLIAMS IN CONVERSATION WITH ANNE-SOPHIE MUTTER/ジョン・ウィリアムズとアンネ=ゾフィー・ムターの対談 (BONUS)

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【演奏】
John Williams(Dirigent)
/ジョン・ウィリアムズ(指揮)
Wiener Philharmoniker
/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、
Anne-Sophie Mutte(Geige)
/アンネ=ゾフィー・ムター(ヴァイオリン)
【録音】
Im Wiener Musikverein am 18. und 19. Januar 2020
/2020年1月18日・19日、ウィーン楽友協会

ユニバーサル ミュージック ジャパン
https://www.universal-music.co.jp/john-williams/products/ucxg-1006/

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