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2021年1月24日 (日)

霧の会議(上)(下)

200122_011  200122_021
いまは行くことのできない欧州を舞台にしている、と言う理由で、読む。
行程は、ロンドン→ポーツマス→ルアーブル→ルアン→パリ→モンテカルロ、ニース→ジェノバ→ローマ→チューリヒ→ファドウツ→シュタイン・アム・ライン→ヴィレン。
そして、実際に起きた事件(1982年6月17日のロベルト・カルヴィ怪死事件)をベースにしていて、実在した人物が登場する。
ロンバルジア銀行頭取リカルド・ベルビは、事件で死んだアンブロシアーノ銀行頭取ロベルト・カルヴィ、ベルビと対立しアメリカに逃げたガブリエッレ・ロンドーナは、プリバータ・フィナンツァリア銀行頭取ミケーレ・シンドーナ、獄中にありながらあれこれ指図するP2のルチオ・アルディは、リーチオ・ジェッリ。
さらに、ミラノ大司教で1963年6月21日にパウロ六世として即位したモンティーニ(P.108)、1978年8月6日のパウロ六世の死去により教皇となり即位後33日で急死したヨハネ・パウロ一世(P.124)も、実在である。
また、いくつかの事件も、じっさいにあった事件で、ヴァチカン銀行総裁とされるエイモス・ウォートン大司教は、ポール・マルチンクス大司教である。

さて、本書。
新聞連載なので、話の振り返りが多い。
書籍化にあたっては、繰り返しは整理してもいいのかもしれないと思う。
そして、偶然の重なりが多いかなあ。

200122_012  200122_022
松本清張/著
文藝春秋
霧の会議(上)
https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163097602
霧の会議(下)
https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163097701

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