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2020年5月 5日 (火)

百年戦争 中世ヨーロッパ最後の戦い

200322_021  200322_022
一筋縄ではいかない百年戦争である。
イングランドとフランスとの争いと、単純には言えず、イングランドが大陸に持っていた領土、双方の王の姻戚関係などがからみあい、さらに、それぞれの内部での抗争とそれぞれ相手方との抗争のために英仏を超えて相手と敵対する勢力と手を握ろうとする動き、そして百年戦争が終結したと思ったら、英国は薔薇戦争である。
そして、欧州は新たな時代に入っていく。
国王はいても「国」の概念がまだない時代、諸侯や駆り出された兵士たち、農民その他の人びとは何を考えてそれぞれ動いていたのだろうか。
登場する人物(系図があるとはいえ、誰が誰やら次第に分からなくなってくる)と領地(地図はあるが、フランスの地理の知識がある程度必要)、出来事を、地理的英仏と敵味方の英仏とを加味して分けて、表が作れないだろうか。

興味深かったのは、英語や仏語もこの頃に整理統一されていき、「国」概念を形成する要素の一つとなったらしい(P.168あたり)記述なのだが、独語はどうだったのだろうか。

著者が百年戦争に向かい合ったのは、城戸毅氏の「百年戦争―中世末期の英仏関係」の書評だそうな。
たぶん、ここにある「歴史学研究」2012年2月の文章だろう。
http://www.tousuishobou.com/rekisizensho/4-88708-379-0.htm

はじめに
序章 中世のイングランドとフランス―一〇六六~一三四〇年
第一章 イングランドの陸海制覇―一三三七~五〇年
第二章 フランス敗戦下の混乱―一三五〇~六〇年
第三章 平和条約をめぐる駆け引き―一三六〇~八〇年
第四章 教会大分裂下の休戦と内戦―一三七八~一四一二年
第五章 英仏連合王国の盛衰―一四一三~三六年
第六章 フランス勝利への戦略―一四三七~五三年
終章 百年戦争は何を遺したのか
あとがき
参考文献
関連略年表

佐藤猛/著
中央公論社
http://www.chuko.co.jp/shinsho/2020/03/102582.html

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