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2020年2月 6日 (木)

ハバナの男

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バティスタの軍事クーデターが1952年3月10日、カストロらのモンカダ兵営襲撃が1953年7月26日、グランマ号によるカストロやゲバラたちのキューバ上陸が1956年12月2日。
原著の刊行は、1958年の12月31日のバティスタの辞任演説と翌日の亡命の直前であった。
日本での刊行は1959年で、すでにカストロ政権が誕生し、対米関係の緊張が始まっていた。
本書の内容の時代背景は、その数年前ということになるだろうが、グリーンによれば「不定な未来におけるある時代を背景にしたお伽噺」とのことで、007や0011を思い浮かべながら諜報機関のおマヌケぶりに笑ってしまう。。

本書じたいは1979年刊行の「全集」のなかの一冊だが、改訳はされていないようで、今じゃこんな訳語は使わないだろうなと思うような訳語が出てくる。
また「着衣のマヤ」、これはすぐに「着衣のマハ」だとわかるが、スペイン語のタイトル「La maja vestida」を見れば、間違いの原因はわかる。
グリーンの原著では、どんな表記だったのだろう?

グレアム・グリーン/著
田中西二郎/訳

早川書房
https://www.hayakawa-online.co.jp/shopdetail/000000009125/

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