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2020年1月 6日 (月)

アフガニスタンの診療所から

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原著は1993年刊、文庫化は2005年、まだ医療活動中心だった頃の中村哲氏による報告で、ある意味では原点と言うことになる。
今になって読むのでは何もならんとは思うのだが、それでも読んでおこう。
以前、MSFで活動している方とお話をする機会があったのだが、中村哲氏がMSFをどう見ていたのか、本書でも批判の対象とされている、アフガニスタンに群がったNGOの一つとして見られていたのだろうか。

本書では、中村哲氏は「ハンセン病」ではなく「らい」を使っている。
その理由も書かれている(P.41)。
NIIDは、「従来本疾患は「らい」、「癩」などと呼称されてきたが、これらの呼称は現在は偏見・差別を助長するものとして使用せず、「ハンセン病」が正式病名である。」としている。
https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/468-leprosy-info.html

中村哲氏の考え方は、「障害」が「障がい」や「障碍」と表されることとも通底する。
例えば。
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/176340/
「障がい」や「障碍」ではなく、「障害」としているのだが、「ハンセン病」・「らい」に関しては、個人としては「らい」は使いたくないと考えるけれども、この違いは、身近に存在していることの差かもしれない。

本書では触れていないが、中村哲氏の9条観は、記憶しておきたい。
https://web.archive.org/web/20190524095313/http://www.magazine9.jp/interv/tetsu/tetsu.php

ペシャワール会
http://www.peshawar-pms.com/

帰郷―カイバル峠にて
縁―アフガニスタンとのかかわり
アフガニスタン―闘争の歴史と風土
人びととともに―らい病棟の改善と患者たちとのふれあい
戦乱の中で―「アフガニスタン計画」の発足
希望を求めて―アフガニスタン国内活動へ
平和を力へ―ダラエ・ヌール診療所
支援の輪の静かな拡大―協力者たちの苦闘
そして日本は…
あとがき
文庫版あとがき
解説 安倍謹也

中村哲/著
筑摩書房
https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480041708/

 

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