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2020年1月20日 (月)

障害者割引きっぷの手引き vol.1 JR(旅客鉄道会社)編

190903_001
なぜか、活版TOKYOに出店していて、見つけてしまったのであった。
ぜんぜん活版じゃないのだが。
http://m-kusunoki.cocolog-nifty.com/blog/2019/08/post-631f2a.html

内容としては、運賃割引の歴史、障害者手帳の法規、運賃等の割引の法規、実際の例などを、かなり細かく調べてある。
精神障害者に対する割引制度がないことにも、言及している。
ただし、一般障害者手帳ユーザーが割引で交通機関を利用する際の手引きになるかといったら、ちと違うかもしれない。

第1種障害者と利用することが多いが、ほとんど長距離でしか利用していない。
家から近所の一駅二駅、あるいは、東京や横浜などのとき、どこかに出かけても近距離では、全く使うことはない。
最近はIC乗車券しか使わないが、出る時に有人の窓口で手帳を提示すれば割引扱いになることは知っているものの、めんどくささが先に立つ。
ところで、IC乗車券で割引を受けるとき、手帳所持者のIC乗車券で本人半額、介護者のIC乗車券で介護者半額とするのか、いずれかのIC乗車券でまとめて半額するのか、どうするのだろう。
ちなみに、羽田空港のリムジンバスでは、介護者のIC乗車券で、本人介護者のバス運賃を半額にしてもらって支払っている。

また、昔の「割引証」はなくなり手帳提示で割引を受けられるのだが、手帳の出し入れでボロボロになる、手帳を紛失しやすくなるなど、「割引証」の方がいいという声も聞く。
知的障害者への「バス割引証」は、自治体によっては希望者に出している。

さて、この割引、JRに限らず鉄道バス飛行機などでの割引については、国や自治体が補填をしていると思われているようだが、国や自治体は割引に対する補填は行っておらず、事業者に課せられている。
タクシーなどでは自治体が「タクシー利用券」を発行していることはあるが、これは、割引制度とは異なる。
あえて書くと、
「事業者が障害者支援の方策をとるとき(割引もその一つ)、その費用の一部(または全部)を、事業者だけでなく利用するみんなで負担する」
という考え方・仕組みについて、利用者はどう考えるか、ということでもあるだろう。
2020/2/7追記

精神障害者に対する運賃割引の導入に向けては、国会でも質問主意書が出ているが、回答は木で鼻をくくったような内容である。
第196回国会(常会) 質問主意書
質問第一一〇号
精神障害者に対する交通運賃割引制度の実施状況に関する質問主意書
https://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/syuisyo/196/syuh/s196110.htm
第196回国会(常会) 答弁書
答弁書第一一〇号
https://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/syuisyo/196/touh/t196110.htm

「vol.1」とあるからには、以後も出るのか。

第1章 障害者に対する運賃・料金割引制度の歴史
第2章 障害と障害者の解説
第3章 身体障害者手帳と運賃・料金割引制度の解説
第4章 障害者割引乗車券の解説
第5章 特殊な対応

西村博章/著
佐野豊/著
交通法規研究会
https://www.trrc.gr.jp/syougaisyawaribiki-vol1/

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