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2020年1月21日 (火)

昭和とわたし 澤地久枝のこころ旅

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澤地久枝さんの著作から、文章を断片的に集めて構成されている。
その意味では、導入本だ。
澤地久枝さんの著作は「妻たちの二・二六事件」「滄海よ眠れ」など、何冊か読んでいるが、一番最初に読んだのはたぶん「火はわが胸中にあり」、5年前にも手にしている。
http://m-kusunoki.cocolog-nifty.com/blog/2014/09/post-5085.html

銘記しておきたいのは、「あたりまえのことを言ううのに、勇気が試される。それが、タブーのある社会である。(中略)思考にせよ信仰にせよ、信じるところを表明するのがいのちがけであるような社会は誰に幸福をもたらすか、考えたい。」(P.119、『わたしが行きた「昭和」』より)。
そしてとくに前半の「I わたしの満州 戦前から戦中を過ごして」「II 棄民となった日々 敗戦から引揚げ」「III 異郷日本の戦後 わが青春は苦く切なく」は、昨今のこの国のありように身を置いている者として、元の本も含めて後世に伝えるべき言葉の数々である。

ルドンの作品を「鎌倉まで出かけてゆき」見たとの記述(P.227、1993年の「画家の妻たち」)があるが、これは、閉館した神奈川県立近代美術館鎌倉で1992年10月10日~1992年12月20日に開催された、「マネ・ルドン・クリンガー展 幻想版画の詩と神秘」ではなかろうか。

本書でも冒頭(P.19)と後半(P.230)で、向田邦子さんからすすめられた「時の娘」も、読んだなあ。
http://m-kusunoki.cocolog-nifty.com/blog/2013/08/post-adb1.html

序 その仕事を貫くもの
I わたしの満州 戦前から戦中を過ごして
II 棄民となった日々 敗戦から引揚げ
III 異郷日本の戦後 わが青春は苦く切なく
IV もの書きになってから 出会ったひと・考えたこと
V 心の海にある記憶 静かに半生をふりかえる
VI 向田邦子さん 生き続ける思い出

澤地久枝/著
文藝春秋
https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784166612314

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