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2019年12月13日 (金)

ウィーンの日本 欧州に根づく異文化の軌跡

191212_1  191212_2
2011年に一度読んだ。
http://m-kusunoki.cocolog-nifty.com/blog/2011/12/post-58c7.html
当時は全く意識していなかったが、著者は「少年写真家の見た明治日本」を手がけたペーター・パンツァーさんなので、もう一度読んでみる。
http://m-kusunoki.cocolog-nifty.com/blog/2019/01/post-5ce0.html
そうすると、改めて、チュックしておくことがたくさん出てきた。

P.14~19のシーボルトの記念碑、シェーンブルン庭園にあるの温室の東(P.98)なので、近くまで行くこともあったが、これまでいずれもスルーのままである。

P.50のミツコの孫のうちの「高名な画家」の次男は、ミヒャエル・クーデンホーフ=カレルギー氏のことだ。
以前、2度ほどお会いしたことがあったが、2018年12月26日に帰天なさってしまい、追悼展に行って作品をお持ち帰りしてしまった。
http://m-kusunoki.cocolog-nifty.com/blog/2019/03/post-ee45.html
2011年にお会いしたこと。
http://m-kusunoki.cocolog-nifty.com/blog/2011/02/post-f4c3.html
http://m-kusunoki.cocolog-nifty.com/blog/2011/06/post-2d43.html

P.75以降の“日本巡り”、いくつかは見ているが、見ていないものもあるので、今も同じように展示されているかどうかはわからないが、じっくり見て回りたい。
美術史美術館のコイン陳列館、自然史美術館九号室、民族学博物館、美術史美術館の武器武器コレクション、陶磁器コレクション、時計博物館、応用美術博物館、技術博物館、シェーンブルン宮殿。
そして、「連邦動産保管倉庫」、本書刊行当時は非公開だったが、現在は家具博物館となっている。

P.114の、20帝国代表団が日本に運んできたベーゼンドルファーのピアノについては、先日の「音楽のある展覧会」でのギャラリートーク「皇城に贈られた初めてのグランドピアノ」に出てくるピアノだ。
http://m-kusunoki.cocolog-nifty.com/blog/2019/11/post-e2802d.html

P.125から斎藤茂吉のエピソードが紹介されている。
斎藤茂吉は1922年1月にウィーンきて、ホテル・ド・フランスに泊まり、2月にヌスドルファー77号に部屋を借りる。
4月末にグリューネントア18号2階4号に転居、1923年7月20日にウィーンを去るまで住んでいた。

P.132の「大学付属イエズス教会のボルジア礼拝堂の内陣」に、二十六聖人のうちの三聖人を描いた祭壇画があるということだが、調べてみると「Jesuiten-kirche」(イエズス会教会)がある。
https://jesuitenkirche-wien.at/

関連で、ザンクト・ガブリエルにあるシュタイラー修道院の伝道博物館(P.135)も興味深い。
Missionshaus St. Gabrielのことか。
https://www.steyler.eu/svd/niederlassungen/st-gabriel/

P.138に「平和の灯台」、以前運がめぐりの観光船から見たことがある。
http://m-kusunoki.cocolog-nifty.com/blog/2012/10/elisabeth-201-9.html
https://www.peacepagoda.net/

1 世紀末ウィーンに登場した日本
 日本人のみたウィーン
 日本生まれの皇帝メダル
 19世紀最高の日本研究者シーボルト
 ウィーン万国博覧会の花形“日本”
 プラーターの茶屋
2 ウィーンの日本ブーム
 「ゲイシャよ、きみは夜のメルへン」
 伯爵夫人ミツコ
 ジャポニスムに酔った芸術家
 ウィーンを驚嘆させた貞奴
3 ウィーンに生きる日本
 美術館にみる伝統工芸
 服装の芸術キモノ
 日本の植物と日本庭園
 日本ゆかりの墓碑を訪ねて
4 ウィーンと日本の文化交流
 東西音楽の出会い
 歌人斎藤茂吉のウィーン
 キリスト教と仏教
 広がる日本学
 スキーと碁と武道
 日本人学校と日本語学習
 ウィーン日本映画祭
 深まる経済関係

ペーター・パンツァー/Peter Pantzer/著
ユリア・クレイサ/Julia Krejsa/著
佐久間穆/訳
サイマル出版会

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