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2019年11月10日 (日)

回顧 入江泰吉の仕事

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本書は、生誕110年の年に刊行された。

自分で写真を撮るとき、例えば電柱や電線が入り込まないようにとか思うのだが、入江さんはあまり頓着しなかったのかしらと思わせる写真もある。
ただ、モノクロからカラーに変わっていくに従って、演出されたような作品が多くなるように思う。
とは言っても、対象を特定できない風景写真、写っているのは山であり田んぼであり空であり、でも、道を歩きながらちょっと一休みして周りを眺めてみた気分がする。
たとえば同じ室生寺でも、土門拳さんの撮った室生寺とは、印象がずいぶん異なる。
どちらが好みというわけではないけれど、土門さんの写真から受ける緊張感と入江さんの写真から受けるのんびり感の違いかしら。

2年前、入江泰吉記念奈良市写真美術館に行ってきた。
http://m-kusunoki.cocolog-nifty.com/blog/2017/10/post-d923.html
http://www.irietaikichi.jp/

サライに、「入江泰吉が見た奈良・大和路を歩く」という記事がある。
第1回「戦火ですべてを失った写真家の心を動かした仏像との出会い」
https://serai.jp/tour/37679
第2回 写真家の心を惹き付けてやまない東大寺の伽藍と御仏たち
https://serai.jp/tour/38041
第3回 写真家が生涯追いかけた斑鳩の名塔と白い道
https://serai.jp/tour/38081
第4回 写真家が惚れ込んだ春日山に浮かぶ薬師寺と唐招提寺の破損仏
https://serai.jp/tour/38100

第一章 写真家への歩み「文楽」(一九四〇年代~)
第二章 新たな道を求めて(一九四五年~)
  交友録
  佐渡旅情
第三章 古都の暮らし、人(一九五〇年代~)
第四章 奈良大和路の写真家として(一九五〇年代後半~)
第五章 新たな大和路を求めて(一九七〇年~)
第六章 十二人目の練行衆(一九四六~一九八〇年頃)
  造形
第七章 花は美の究極である(一九八〇年頃~一九九一年)
  京都の庭
第八章 大和路に魅せられて(一九七五年頃~一九九一年)
解説
入江泰吉 略年譜
あとがき

光村推古書院
http://www.mitsumura-suiko.co.jp/detail/index.php?bid=497
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