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2019年10月19日 (土)

組曲虐殺

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VSEで新宿へ、新宿からりんかい線で天王洲アイルへの銀河劇場に向かうのは、2012年の公演に続いて2回目の、遅筆堂遺作の「組曲虐殺」(再々演)である。
http://m-kusunoki.cocolog-nifty.com/blog/2012/12/post-e16a.html

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演出の栗山民也さんがプログラムにも書いていらっしゃるが、”怒り”に満ちた作品である。
栗山さんはむろん、”笑い”についても語っていらっしゃるのだが、7年前に比べると、”怒り”の対象がより増えてきている、ということを、ひしひしと感じざるを得ない。

前回は、田口瀧子を石原さとみさんが、山本正を山崎一さんが演じていた。
今回の上白石萌音さんの瀧子は、石原さんの瀧子よりも、いかにも田舎田舎した瀧子だと思った。
そして、土屋佑壱さんの特高山本だが、特高としての山本と物を書いてみたい山本や組合をつくる山本との揺れ幅が、前回の山崎一さんの山本よりも大きいように感じた。

「命あらばまた他日。元気で行こう。絶望するな。」と、チマと瀧子に別れを告げた多喜二。
瀧子は「小林多喜二くん、絶望するなァ」と多喜二の肩をたたいてアジトから去る。
ひとり残った多喜二、「絶望するには、いい人が多すぎる。希望を持つには、悪い奴が多すぎる。何か綱をようなものを担いで、絶望から希望へ橋渡しをする人がいないものだろうか……いや、いないことはない。」とモノローグ。
そして歌うのは、
「愛の綱を肩に
希望めざして走る人よ
いつもかけ足で
森をかけぬけて
山をかけのぼり
崖をかけおりて
海をかきわけて
雲にしがみつけ
あとにつづくものを
信じて走れ」。
これらの台詞や歌は、多喜二の口を通じての、遅筆堂の思いだろう。

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かまどからの御祝もあった。

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小林多喜二:井上芳雄
佐藤チマ:高畑淳子
田口瀧子:上白石萌音
伊藤ふじ子:神野三鈴
古橋鉄雄:山本龍二
山本正:土屋佑壱

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原作:井上ひさし
演出:栗山民也
音楽・演奏:小曽根真
https://horipro-stage.jp/stage/kumikyoku2019/

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モノレールで空港に行き、ピーロートのお店へ。
ローレンツがあったので、いただくことにした。

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そのほか、試飲させていただいたのは、ドイツの辛口の白、フランスの白、シャンパーニュの「テタンジェ」。
このディールのリースリングは、とっても美味しかったので、ちと値は張ったが発注してしまった。
https://www.pieroth.jp/hbr.html

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787をお持ち帰りすることにして、7時前のバスで、帰宅。

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