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2019年6月20日 (木)

新編 悪魔の辞典

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カバーの絵は安野光雅さんが描き、解説を長田弘さんが書いている。
「悪魔の辞典」はずっと以前にも読んでいるが、解説の日付は1996年11月で、刊行は1997年が第1刷なので、それ以前の悪魔の辞典には掲載されていなかったはずだ。

原著はアルファベット順だが日本語版は五十音順、で、「愛国者」が真っ先に登場、「部分の利害のほうが全体のそれよりも愛じだと考えているらしい人。政治家に手もなくだまされるお人好し。征服者のお先棒をかつぐ人」(P.24)と定義する。
次が「愛国心」、ここでビアスはサミュエル・ジョンソンの定義「無頼漢の最後の拠り所」を示すとともに、「最後の」ではなく「最初の」と言いたいとする。
すなわち「愛国心は無頼漢の最初の拠り所」ということになる。
そして「侵略」について、「愛国者が、」己の抱く祖国愛を証拠立てるために用いる、最も広く世に認められている方法」(P.143)とする。
「愛国心」の原文を引いておこう。
Patriotism, n. Combustible rubbish ready to the torch of any one ambitious to illuminate his name. In Dr. Johnson's famous dictionary patriotism is defined as the last resort of a scoundrel. With all due respect to an enlightened but inferior lexicographer I beg to submit it is the first.

アンブローズ・ビアス/著
西川正身/訳
https://www.iwanami.co.jp/book/b247521.html

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