「砂漠の狐」ロンメル ヒトラーの将軍の栄光と悲惨
ロンメルといえば、真っ先に目に浮かぶのは「史上最大の作戦」のロンメルの姿だ。
そのロンメルをどう評価するか、本書によれば、日本で流布されているロンメル像を見直す一つのきっかけになりそうだ。
そのロンメルをどう評価するか、本書によれば、日本で流布されているロンメル像を見直す一つのきっかけになりそうだ。
著者は、パウル・カレルを歴史修正主義であり、ロンメル無謬説に立つとし、また、アーヴィングについてはネオナチの立場でロンメル批判に立つとしている。
著者が批判の対象としているア-ヴィング著「狐の足跡」は、読んでいない。
パウル・カレルの「砂漠のキツネ」「彼らは来た」は読んでいる。
http://m-kusunoki.cocolog-nifty.com/blog/2014/05/post-6fd6.html
http://m-kusunoki.cocolog-nifty.com/blog/2013/04/post-003c.html
ただ、膨大な参考文献のリストが巻末に並んでいるのだが、本文の著者による記述との関連がもっとわかりやすいと良かったのに。
ゴスラー、ディナンなど、歩いたことのある町の名が出てくる。
ロンメルは、ヴィナー・ノイシュタットに住んでいたのか。
序章 死せる狐
第一章 ロンメル評価の変化
第二章 「アウトサイダー」ロンメル
第三章 第一次世界大戦のロンメル
第四章 ナチスの時代へ
第五章 幽霊師団
第六章 ドイツ・アフリカ軍団
第七章 熱砂の機動戦
第八章 エル・アラメインへ
第九章 アフリカの落日
第一〇章 イタリアの幕間劇
第一一章 いちばん長い日
終章 ロンメルとは誰だったのか
あとがき
主要参考文献
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