2 東日本大震災復興祈念 伊藤若冲展


福島県立美術館には、団体もたくさん来るようです。
東京の美術館のような混雑ではなく、チケットカウンターに数名が並んでいる程度でした。
展示会場では音声ガイドを聞きながら見ている人がゆっくりと進み、ほとんどの作品の前には数人の人がいるような状況でした。
さすがに「百犬図」や「蓮池図」の前には、人だかりができていました。
構成は、
第1章 若冲、飛翔する
第2章 若冲、自然と交感する
第3章 若冲、京都と共に生きる
第4章 若冲、共と親しむ
第5章 若冲、新生する
となっていて、前期が4月14日まで、後期が4月16日から。


今回の展覧会では、水墨の作品が多いので地味かなとは思っていましたが、以前見た作品と再会したり、初めて見る作品があったり、個人蔵や海外の美術館蔵で今後見ることができるかどうかがわからないと思うようなものも見ることができたので、なかなか印象深い展覧会でした。


「蓮池図」は火事で焼け出された若冲が避難していた時の作品なので、東北の「復興」と重なる展示なのでしょう。
個人的には、「海宝寺旧蔵群鶏図障壁画」を見ることができたのが良かったです。
「象と鯨図屏風」や「果蔬涅槃図」「鸚鵡図」は後期展示です。
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