奇商クラブ
ブラウン神父は何冊か読んだことがあるが、本書は南條竹則さんの新訳ということで手にした。
旧版は、読んでいない。
「ブラウン少佐の途轍もない冒険」「赫々たる名声の傷ましき失墜」「牧師さんがやって来た恐るべき理由」「家宅周旋人の突飛な投資」「チャド教授の目を惹く行動」「老婦人の風変わりな幽棲」の短編6作品。
読者に何かを説明する文章ではないし、ミステリになるのかは微妙なところであるが、文章表現を含めて壊れていくヴィクトリア朝世界の表裏が見えてくる。
G・K・チェスタトン/著
南條竹則/訳
東京創元社
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