「シークレットガーデン」→「父と暮せば」→「第21回文化庁メディア芸術祭 受賞作品展」
シャンテの地下で、お茶。
シャンテの本屋さんで、こんな本を見つけた。
ここの本屋さん、あやしい本が多すぎる。
今日のクリエは、「シークレット・ガーデン」のe+の貸切公演。
客席に入ってみると、満席、女子ばっかり。
さて、原作は予習しておいた。
「Secret Garden」の来日公演は1993年、以来日本では上演も来日公演もなく、ここで初めての日本人キャストの公演である。
来日公演は観ていないので、比較はできないが、観ながら気づいたところ。
幕が開いたとこで、なんで花ちゃんが出てくるのだろう。
ヨークシャー訛りをどう日本語化するか、正解はないのだろう。
インド時代のメアリーの疎外されっぷりは軽くさらっと流されたのだが、メアリーの性格の背景だとすれば、これはどうかな?
メドロック夫人がアーチボルドに向かって「ご主人さま」と語りかけるのだが、他者と話すときに「ご主人さま」はアリかもしれないが、面と向かっての時は違和感、原文台本は「Sir」である。
日本語の概念にはない、ということだろう。
2幕でマーサが歌う「Hold On」、どこかで聞いたような印象なのだが、「この森で天使はバスを降りた」を思い出す。
関連はないのだけれど。
肝心の「秘密の花園」の花が咲く場面、もうちょっと効果的な展開にはできなかったのだろうか。
そして花ちゃん、この舞台では「そこにいればよろしい」的存在なのだが、他のインドの時代の影たちも含めて、これほど出てくる必要があったのだろうかしら。
メアリーとの関係も含め、原作とは異なって、アーチボルドの心の内側をより前に出した、という製作なのかもしれない。
そのままガード下へ。
ジェーエス・レネップに入る。
まだ3時頃なのに、おお、かなり入っているではないか。
隣席はおっさん一人でビールと何やらつまんでおるのだが、反対側の隣席は女子二人連れ、最近はドイツ飯屋に女子だけで入るのか。
ツァーレンで、本日持って歩いていたアンペルマンのエコバッグを見たカーサのおねーちゃんってば、「わたし、ドイツに行ったことがないんですよ」だって。
ぜひ行ってきてねと、オススメしておいた。
そして、日比谷線で六本木に移動するのである。
まだ時間はあるし、ドイツ飯屋からの直行では失礼にあたると思い、頭を冷やすことにした。
唐突に、俳優座で上演中の「父と暮せば」。
ジェーエス・レネップで電話したら、チケットが取れてしまったのである。
ほいで、前回の独語版に続いて伊語版をお持ち帰りにしてしまった。
露語版、前回は台に載っていたのだが今日はなし、「完売してしまいました」とのこと。
しまった、「ある時に手に入れろ」は、海外ではなくとも鉄則なのである。
この舞台は、今回の公演は二度目。
終盤、あちこちから鼻をすする音が聞こえてくる。
前回に比べると、伊勢佳世さんは別人のようだ。
きょうは麻矢さんのお姿は、見かけず。
乃木坂に抜けることにした。
新国立では、「第21回文化庁メディア芸術祭 受賞作品展」を開催していて、きょうは8時までの開館なので、寄ってみることにした。
あれこれ見たいのはあったけれど、時間もないし、「片隅」のコーナーへ直行。
映像になるまでの、調査、コンテなど。
作品にするまでのプロセスや苦労話は、監督の口からも聞いている。
長尺版「片隅」は、現在進行中で、今年末の公開のようだ。
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