称名寺から金沢文庫「十二神将~修理完成記念特別公開~」へ
惣門(1771年)から称名寺に入る。
第一位塔頭だった光明院表門(1665年)は、横浜市内で最も古い建築物(移築建築物を除く)。
光明院の大威徳明王は、1216年の運慶作。
仁王門(1818年)の金剛力士像(1323年)が睨みつける。
金剛力士像の高さは4メートルで、関東随一のようだ。
金堂(1861年再建、本尊は重文・木造弥勒菩薩立像)と釈迦堂(1862年、本尊は国重文・清涼寺式釈迦如来)。
阿字ヶ池の周囲は黄菖蒲が見頃であるが、昔は紫の花菖蒲が咲いていたのだと。
金沢文庫では、称名寺所蔵の「十二神将像」の修理が完了したので、全幅公開の特別展「十二神将~修理完成記念特別公開~」の最終日である。
十二神将像は、季節や方位によって身体の色が異なっており、上方には本地仏、下方には五人の眷属が描かれている。
春・東・緑:寅神将
土用・中央・黄・卯神将
土用・中央・黄・辰神将
夏・南・赤:巳神将
夏・南・赤:午神将
土用・中央・黄:未神将
秋・西・白(淡橙):申神将
秋・西・白(淡橙):酉神将
土用・中央・黄:戌神将
冬・北・青:亥・子神将
土用・中央・黄:丑神将
また「裏彩色」技法で描かれていたり「群青」が使われていたりしている。
十二支、二十八宿、十二神将、本地仏などを北斗七星に対比させた国宝「星供図」が興味深かった。
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