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2017年8月26日 (土)

パリ燃ゆ 3

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穏健共和派が中心となった国防政府は休戦に持ち込みたい、ガンベッタもその派のひとりである急進共和派は戦争継続を主張、国防政府はプロパガンダ的に対独抗戦を唱えつつその裏で休戦を実現してしまう。
その経過がパリ・コミューンに至るプロセスの一つとなるのだが、急進共和派、そして有産階級ではない人々がなぜ、戦争継続を叫んでいたのか。
これを整理して普仏戦争の経緯も含めて理解しておかないと、パリコミューンを理解することは難しい。
それにしても、国防政府の降伏にともないパリから逃げ出すことができた人たちと逃げ出すことのできなかった人たち、前者は旧貴族や財産家であり後者は民衆であるが、これは現代のイスラム国エリアの人たちと通じるものがある。
加えて、ガンベッタと国防政府との関係は、南スーダンに派遣された自衛隊PKO部隊と当時の防衛大臣との組織としての軋轢を思い出させる。

大佛次郎ノンフィクション文庫第3巻

第三部  ガンベッタ(続)

大佛次郎/著
朝日新聞社出版局

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