「生誕150年 正岡子規展 ――病牀六尺の宇宙」と横浜山手の桜
神奈川県立近代文学館で開催中の「生誕150年 正岡子規展 ――病牀六尺の宇宙」に行ってまいりました。
MM線元町・中華街駅を降り、アメリカ山公園口を出て少し歩くと、横浜地方気象台があります。
横浜地方気象台庁舎は、平日は見学可能なので、入ってみました。
庁舎は昭和2年3月の竣工、壁は「人造石洗い出し」で、柱などにアールデコのデザインが見られます。
方位を示しているエントランス広場。
中に入って玄関ホールから見る玄関扉や照明も、とても気象台の建物とは思えません。
元のプレートが展示されていたり、阿部式時計が置かれています。
玄関ホールと階段室との間のアーチ型の梁がなんとも言えぬ雰囲気を醸し出し、階段柱にも模様が施されています。
見事な階段の手すりの金具は、元されたものだそうです。
長年使われた階段であることが伝わってきます。
手すりの金具のデザインや天井の仕上げも、役所らしからぬものがあります。
旧応接室からは、外人墓地の桜が見えます。
現在の観測棟である「みらい棟」への渡り廊下から、マリンタワーと氷川丸が見えます。
「みらい棟」での業務の様子も、見学可能です。
構内には、気象予報には欠かせない観測標本の「アジサイ」や「ソメイヨシノ」があります。
気象庁による横浜での桜の開花は、2017年は3月25日でした。
観測標本は、5分咲きといったところでしょうか。
横浜地方気象台の観測機器が見えています。
気象台のどこかに下駄を飛ばす場所があるはずですが、見つけることはできませんでした。
港の見える丘公園を通り抜けます。
第33回全国都市緑化よこはまフェアが開催されていて、港の見える丘公園も会場の一つです。
U・W旗が見えます。
「コクリコ坂から」の記念スポットです。
正岡子規展は、神奈川近代文学館で開催中です。
霧笛橋脇の桜は「芸亭の桜」、「芸亭」は、奈良時代末期の最古の図書館の名だそうです。
正岡子規展はは、第1部「明治の青年・子規」、第2部「子規庵から」、第3部「病牀六尺の宇宙」で構成されています。
様々な原稿や画が展示されてい興味深いのですが、近代文学館はあまり広くないので、ぎゅっと詰まった感じの展示でした。
子規の幼名が「升」「のぼる」なので、ベースボールを楽しんだ「のぼーる」から「野球」となったと言う話もあるが・・・。
「生誕150年 正岡子規展 ――病牀六尺の宇宙」は、神奈川県立近代文学館で5月21日(日)まで。
山手を桜散歩してみます。
横浜山手聖公会。
エリスマン邸、波打つガラスが麗しい。
山手80番館遺跡から元町公園へ。
元町公園には、フランス人ジェラールによる日本最初の西洋瓦とレンガの製造工場がありました。
真昼間からワイン、そして豚のグリル。
最後は、ジェラート。
イタリアンダイニング&バル オイノス Oinos。
元町を歩いていたら、家具屋さんがあったので、覗いてみました。
10年以上使ってきたダイニング・テーブル、天板の塗装もはげてきているので、何とかしたいとの声も上がっています。
スタッフの方と、使っている木や製造について、あれこれお話を伺うことができました。
元町のニャンコに挨拶をして、ウチキパンでパン購入。
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