« 明治初期日本の原風景と謎の少年写真家 | トップページ | Weihnachtsmarkt in Tsuzuki »

2016年12月 2日 (金)

ひょうたん島から明日が見える

160108_011  160108_012
ひょうたん島をテーマとするというより、ひょうたん島をとおして見たマイノリティからの社会批判、といった雰囲気が濃き出ている。
「ひょっこりひょうたん島熱中ノート」と「ひょうたん島大漂流記」が1991年の刊行で、そのときから10年以上の時を経て本書の刊行となりすでに50歳になっているのだから、さもありなん。

政権を担っている人たちは、ひょうたん島を見たことがないのだろう。
たとえ見たことがあったとしても、何も残らなかったのだろう。
「大統領が、権力をかさに着て、自分勝手に規則を変えるようでは、このひょうたん島の政治はどうなるのでしょう。」(P.104)
「自由を使う時、心すべき条件があります。他人の自由を妨げることがあってはならないのです。他人の自由を大切にしつつ自分の自由を楽しむ、国民がまずあって、その便宜をはかるために国がある。国民の自由を守るために国家があるのです。」(P.114)
「人間らしい人間とは、ともに闘う友だちを見つけ、ともに闘う友だちを持っている人のことなのではないのでしょうかな」(P.130~131)
いずれも、ドン・ガバチョ大統領のおことば。

プロローグ
ひょうたん島 キャラクター紹介
ひょうたん島があなたを救う
1章 ひょうたん島の「宝」を探しに行こう!
2章 ひょうたん島は来るもの拒まず
3章 ひょうたん島民の人の許し方
4章 ナンセンスが夢をひらくひょうたん島
5章 ひょうたん事案に「大人」はいない?
6章 おかしいことは「おかしい」と言うひょうたん島民
7章 ひょうたん島が見知らぬ文化に出会う時
8章 ひょうたん島が大切にしたものは?
9章 ひょうたん島には結論がない
10章 プロジェクトX~ヒョウタン島が生み出されるまで
リメイク版みどころ情報
年表
エピローグ

伊藤悟
文芸社

|

« 明治初期日本の原風景と謎の少年写真家 | トップページ | Weihnachtsmarkt in Tsuzuki »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ひょうたん島から明日が見える:

« 明治初期日本の原風景と謎の少年写真家 | トップページ | Weihnachtsmarkt in Tsuzuki »