K. und K. (7) 神戸街あるき 旧居留地
海岸通りあたりは旧居留地でもあり、裏通りをぶらぶらしていると、古い建物がいまでも使われています。
乙仲通りには「昭和ビル」などという名前のビルもあり、その向かい側の建物も窓の手すりと街灯が良い味です。
海岸通りには、神戸郵船ビル、新海岸ビル、商船三井ビルディングなどが並んでいます。
神戸郵船ビルは、初代米国領事館の跡地に、1918年に旧日本郵船神戸支店として建設されたもので、当初はドームがあったようですが、第二次世界大戦の空襲で焼失してしまいました。
1994年に耐震補強工事が行われた結果、阪神淡路大震災では損害は軽微だったそうです。
新海岸ビルは、もともとは旧三井物産神戸支店として1918年に竣工したもので、阪神淡路大震災で全壊、1998年の再建時にもとの外壁が再構築されたそうです。
内部には、かつて使われていた6本の御影石の柱が立っています。
内部は、いまどきのテナントが入っているようです。
商船三井ビルディングは1922年の竣工。
暗くなってくると、ライトアップが始まります。
旧居留地十五番館は、旧アメリカ合衆国領事館として1880年ごろに建てられました。
阪神淡路大震災で全壊し、1998年に再建されました。
横の歩道には、居留地時代の下水管が展示されています。
旧居留地十五番館の道を挟んだ向かいに建っているのは神戸市立博物館、この建物は1935年に旧横浜正金銀行神戸支店として竣工しました。
旧横浜正金銀行本店が現在は神奈川県立歴史博物館となっていて、同じような歴史博物館として使われているのは、何か因縁があるのかもしれません。
元町駅の方にあがっていくと、大丸です。
大丸は、村野藤吾さんの設計で1927年築ですが、阪神淡路大震災で損壊したため、解体、1997年に新築されました。
正面は、アドベンドカレンダーになっています。
コリドールも、美しく照明されています。
せっかくなので中に入り、地下の食料品フロアを探索してみました。
正面に搭のある建物があったので、近寄って見ると神戸セントモルガン教会の建物でした。
結婚式場ですかね。
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