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2016年3月24日 (木)

ドイツと日本を結ぶもの-日独修好150年の歴史-

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2015年7月7日(火)~9月6日(日)に国立歴史民俗博物館で「ドイツと日本を結ぶもの-日独修好150年の歴史-」展が開催され、その後日本各地を巡回した。
2015年9月19日~11月29日 長崎歴史文化博物館
2015年12月9日~2016年1月24日 鳴門市ドイツ館(徳島県)
2016年2月3日~4月10日 横浜開港資料館(神奈川県)

本書は、巡回展として横浜にやってきた横浜開港資料館で開催された「日独修好150年の歴史-幕末・明治のプロイセンと日本・横浜」で購入。
横浜開港資料館は会場が手狭なため、ここでの展示は国立歴史民俗博物館と同一の内容ではなく、「幕末から明治初年にかぎって、通商条約締結の過程と横浜でのドイツ人の活躍を紹介」する内容だったのが残念だけれども、横浜では見ることができなかった内容は、本書を眺めることにした。
展示物の解説以外にコラムがいくつもあり、続けて読んでみると、あたかも日独関係史のようでもある。
並べてみよう。
1 19世紀中葉期のドイツとプロイセン東アジア遠征
2 日独条約交渉と幕末政情
3 ドイツ東洋文化研究所(OAG)の設立と明治期の活動
4 19世紀後半の東アジア貿易とクニフラー/イリス商会
5 開成所・静岡学問所・大学南校を渡り歩いたドイツ語教師
6 明治憲法の成立とドイツの影響
7 お雇い外国人の中のドイツ人法律家
8 第一次世界大戦と日・独・英関係
9 フリードリッヒ・マックス・トラウツ(1877-1952)という「日獨の架け橋」
10 中国をめぐる日本とドイツ
11 日本に亡命したドイツ語系ユダヤ人
12 インテリジェンス・オフィサーとしての杉原千畝
13 市民友好都市:ヴェルツブルクと長崎
14 「過去の問題」への取り組み―日独比較史の可能性
15 在ドイツ日本国大使館の歴史
16 東京のドイツ大使館
17 ある留学生の軌跡―岩淵達治の「日記」から
18 ベルトルト・ブレヒト
19 日本におけるドイツ文学紹介の歴史

なお、国立歴史民俗博物館では本書は完売のようだ。

プロローグ ドイツと日本を結ぶもの―日独修好150年の歴史―
第1章 プロイセン及びドイツ帝国と幕末維新期の日本
 第1節 オイレンブルク使節団と条約締結
 第2節 日欧外交の仲介者としてのシーボルト父子
 第3節 文久遣欧使節団(竹内使節団)と開港開市延期交渉
第2章 明治日本とドイツ
 第1節 明治維新とフォン・ブラント
 第2節ドイツから学んだもの
 第3節 ドイツにおけるジャポニズム
第3章 両大戦下の日独関係
 第1節 中国をめぐる対立と世界大戦
 第2節 ワイマール時代の交流―大正から昭和へ―
 第3節 ナチズムと軍国主義、第二次世界大戦
第4章 戦後の日本とドイツ
 第1節 日独の戦後―戦争の傷跡を抱えて
 第2節 民主国家としての再出発
エピローグ 宮古島から見た日独関係史
年表
展示資料一覧
参考資料
協力者・展示プロジェクト一覧

歴史民俗博物館振興会/発行

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