目黒区総合庁舎(元千代田生命本社ビル)
「村野藤吾の建築-模型が語る豊饒な世界」展を開催中の目黒区美術館から、山手通りをぶらぶら歩いて、目黒区総合庁舎(元千代田生命本社ビル)に行ってまいりました。
ちょっと遠回りになりますが、南口玄関棟から入ることにしました。
玄関を入ると、エントランスホールです。
エントランスホールは非対称で、天井には、作野旦平作の、四季のガラスモザイクがあります。
左右の袖壁には、岩田藤七作の「ファースト・ワルキメデスの幻想」。
エントランスホールから本館に入ると、ゆるやかなカーブのらせん階段があります。
このらせん階段は、中央の柱で吊られている「吊り階段』。
らせん階段は、2階、3階(南口玄関のあるフロア)、4階をつないでいます。
目黒区総合庁舎の屋上には、「目黒十五庭」があります。
「目黒十五庭」は、2007年にオープンしたそうです。
目黒区総合庁舎はアルミ鋳物のたて格子が包んでいますが、近くからよく見ることができます。
1階に下りると、中庭池があります。
別館を見上げると、目黒区総合庁舎の「目」のようで、中庭池には、和室「しじゅうからの間」が見えます。
「しじゅうからの間」は、誰でも入ることができます。
千代田生命本社ビル時代には、社員のためのクラブ活動に使われていたそうです。
天井は、藤と葭で編まれています。
また、茶庭と茶室もありますが、一般公開はしておらず、登録団体が使用できるそうです。
別館の妻壁の脚元のカーブが、いかにも藤吾さんらしい意匠。
南口玄関棟の総合案内で、パンフレット「目黒区総合庁舎 村野藤吾の建築意匠」をいただきました。
あわせて、「らせん階段を使ってウェディングはいかがですか」とお誘いもいただきました。
「目黒区総合庁舎における建築家村野藤吾氏の建築意匠概要」
帰りがけ、西村フルーツパーラーで「特選桃パフェ」。
桃1個を使っているそうです。
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