Swiss 2014 (6) 氷河急行 ディセンティス〜ツェルマット
ディセンティス駅(ロマンシュ語のムステル(Mustér)も表記されている)を出発、窓の外には牛、いかにもスイスである。
クールで日本語で声をかけてきた謎の日本女性が同乗しているので、せっかくだからと誘ってバーに行ってみたが、残念ながら早くも店じまい、同席してワインでも飲みましょうということになった。
この女性、ユースホステルなどを使ってスイスを移動しているようで、話を聞いたら同じ保健衛生業界の人で、学会も同じところと関係していた方だった。
この日の氷河急行は定員の半分も乗っていなおらず、席の移動も勝手気侭であった。
ざっと見たり聞こえてきた会話によれば、乗車している客は英語圏が多いようで、日本人は団体が少なくとも2組(1組は1等、あとは2等)、個人客も数名程度。
GEX903は標高2,033mのオーバーアルプ峠(Oberalppass)を越え、眼下にアンデルマット(Andermatt)の町を見おろす。
このあたりは、全長15 kmのゴッタルド鉄道トンネル(Gotthardtunne)がウーリ州ゲシェネン(Göschenen)とティチーノ州アイロロ(Airolo)を結んでいる(1882年運用開始)が、さらに東寄りにゴッタルド基底トンネル(Gotthard-Basistunnel、全長は57km)が建設中である。
アンデルマットの駅が見え、氷河急行は急勾配を下って標高1,435mの駅に到着する。
アンデルマットではSBB路線と接続する。
窓の外にはワイン畑も見えているが、大規模ではない。
ブリークを過ぎると、最大勾配は125‰になるので、最後尾で観察することにした。
マッター谷に沿って高度を上げて行く。
1991年のランダの大規模な崖崩れを見ながら、クールを11:27に出たGEX903は、17:00、標高1,604mのツェルマット(Zermatt)に到着。
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