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2014年4月 8日 (火)

憲法はまだか(3) 大日本帝国憲法と宮沢甲案(「甲」)、宮沢乙案(「乙」)、松本私案(「松」)の対比

大日本帝国憲法と宮沢甲案、宮沢乙案、松本私案

第1章 天皇

第1条 大日本帝国ハ万世一系ノ天皇之ヲ統治ス
 甲:日本国ハ君主国トス
 乙:現状
 松:

第2条 皇位ハ皇室典範ノ定ムル所ニ依リ皇男子孫之ヲ継承ス
 甲:天皇ハ君主ニシテ此ノ憲法ノ条規ニ依リ統治権ヲ行フ
 乙:現状
 松:

第3条 天皇ハ神聖ニシテ侵スヘカラス
 甲:皇位ハ皇室典範ノ定ムル所ニ依リ万世一系皇男子孫之ヲ継承ス
 乙:現状
 松:天皇ハ至尊ニシテ侵スヘカラス

第4条 天皇ハ国ノ元首ニシテ統治権ヲ総攬シ此ノ憲法ノ条規ニ依リ之ヲ行フ
 甲:天皇ハ其ノ行為ニ付責ニ任スルコトナシ
別案:何人モ天皇ノ尊厳ヲ冒涜スルコトヲ得ス
 乙:現状
 松:

第5条 天皇ハ帝国議会ノ協賛ヲ以テ立法権ヲ行フ
 甲:現状
 乙:現状
 松:

第6条 天皇ハ法律ヲ裁可シ其ノ公布及執行ヲ命ス
 甲:
 乙:現状
 松:

第7条 天皇ハ帝国議会ヲ召集シ其ノ開会閉会停会及衆議院ノ解散ヲ命ス
 甲:天皇ハ帝国議会ヲ召集シ其ノ開会閉会停会及各議院ノ解散ヲ命ス
 乙:現状
 松:天皇ハ帝国議会ヲ召集シ其ノ開会、閉会及停会ヲ命ス
天皇ハ衆議院ノ解散ヲ命ス但シ同一事由ニ基キ重ネテ解散ヲ命スルコトヲ得ス

第8条 天皇ハ公共ノ安全ヲ保持シ又ハ其ノ災厄ヲ避クル為緊急ノ必要ニ由リ帝国議会閉会ノ場合ニ於テ法律ニ代ルヘキ勅令ヲ発ス
2 此ノ勅令ハ次ノ会期ニ於テ帝国議会ニ提出スヘシ若議会ニ於テ承諾セサルトキハ政府ハ将来ニ向テ其ノ効力ヲ失フコトヲ公布スヘシ
 甲:天皇ハ公共ノ安全ヲ保持シ又ハ其ノ災厄ヲ避クル為緊急ノ必要ニ由リ帝国議会閉会ノ場合ニ於テ帝国議会審議委員会ノ議ヲ経テ法律ニ依ルヘキ勅令ヲ発ス
此ノ勅令ハ次ノ会期ニ於テ帝国議会ニ提出スヘシ若議会ニ於テ承諾セサルトキハ政府ハ将来ニ向テ其ノ効力ヲ失フコトヲ公布スヘシ
 乙:「閉会ノ場合ニ於テ」ノ次ニ「帝国議会審議委員会ニ諮詢シテ」ヲ加フ
 松:天皇ハ公共ノ安全ヲ保持シ又ハ其ノ災厄ヲ避クル為緊急ノ必要ニ由リ帝国議会閉会ノ場合ニ於テ法律ニ代ルヘキ勅令ヲ発ス但シ議院法ノ定ムル所ニ依リ帝国議会常置委員ノ諮詢ヲ経ヘシ
此ノ勅令ハ次ノ会期ニ於テ帝国議会ニ提出スヘシ若議会ニ於テ承諾セサルトキハ政府ハ将来ニ向テ其ノ効カヲ失フコトヲ公布スヘシ

第9条 天皇ハ法律ヲ執行スル為ニ又ハ公共ノ安寧秩序ヲ保持シ及臣民ノ幸福ヲ増進スル為ニ必要ナル命令ヲ発シ又ハ発セシム但シ命令ヲ以テ法律ヲ変更スルコトヲ得ス
 甲:天皇ハ法律ヲ執行スル為ニ必要ナル命令ヲ発シ又ハ発セシム但シ命令ヲ以テ法律ヲ変更スルコトヲ得ス
 乙:天皇ハ法律ヲ執行スル為ニ又ハ行政上ノ目的ノ為ニ必要ナル命令ヲ発シ又ハ発セシム但シ法律ノ根拠ナクシテ命令ヲ以テ臣民ニ負担ヲ課シ又ハ其ノ権利若ハ自由ヲ侵スコトヲ得ス
 松:天皇ハ法律ヲ執行スル為ニ又ハ行政ノ目的ヲ達スル為ニ必要ナル命令ヲ発シ又ハ発セシム但シ命令ヲ以テ法律ヲ変更スルコトヲ得ス

第10条 天皇ハ行政各部ノ官制及文武官ノ俸給ヲ定メ及文武官ヲ任免ス但シ此ノ憲法又ハ他ノ法律ニ特例ヲ掲ケタルモノハ各々其ノ条項ニ依ル
 甲:天皇ハ行政各部ノ官制及官吏ノ俸給ヲ定メ及官吏ヲ任免ス但シ此ノ憲法又ハ他ノ法律ニ特例ヲ掲ケタルモノハ各々其ノ条項ニ依ル
 乙:「文武官」ヲ「官吏」ト改ム
 松:

第11条 天皇ハ陸海軍ヲ統帥ス
 甲:削除
 乙:天皇ハ軍ヲ統帥ス
軍ノ編制及常備兵額ハ法律ヲ以テ之ヲ定ム
 松:天皇ハ軍ヲ統帥ス
軍ノ編制及常備兵額ハ法律ヲ以テ之ヲ定ム

第12条 天皇ハ陸海軍ノ編制及常備兵額ヲ定ム
 甲:
 乙:削除
 松:天皇ハ帝国議会ノ協賛ヲ以テ戦ヲ宣シ和ヲ講ス
前項ノ場合ニ於テ内外ノ情形ニ因リ帝国議会ノ召集ヲ待ツコト能ハサル緊急ノ必要アルトキハ議院法ノ定ムル所ニ依リ帝国議会常置委員ノ諮詢ヲ経ルヲ以テ足ル此ノ場合ニ於テハ次ノ会期ニ於テ帝国議会ニ報告シ其ノ承諾ヲ求ムヘシ

第13条 天皇ハ戦ヲ宣シ和ヲ講シ及諸般ノ条約ヲ締結ス
2 戦ヲ宣スルニハ敵軍ノ進攻ヲ防ク為ニスル場合ヲ除ク外帝国議会ノ協賛ヲ経ヘシ条約ニ依リ国庫ニ負担ヲ生シ又ハ臣民ノ権利義務ヲ定ムル場合ニ於テ其ノ締結ニ付亦同シ
 甲:天皇ハ諸般ノ条約ヲ締結ス但シ法律ヲ以テ定ムルヲ要スル事項ニ関ル条約及国ニ重大ナル義務ヲ負ハシムル条約ハ帝国議会ノ協賛ヲ経ルヲ要ス
天皇ハ条約ノ公布及執行ヲ命ス
条約ハ公布ニ依リ法律ノ効力ヲ有ス
 乙:現状
 松:天皇ハ諸般ノ条約ヲ締結ス但シ法律ヲ以テ定ムルヲ要スル事項ニ関ル条約又ハ国庫ニ重大ナル負担ヲ生スヘキ条約ヲ締結スルハ帝国議会ノ協賛ヲ経ヘシ
前項但書ノ場合ニ於テ特ニ緊急ノ必要アルコト前条第二項ト同シキトキハ其ノ条規ニ依ル

第14条 天皇ハ戒厳ヲ宣告ス
2 戒厳ノ要件及効力ハ法律ヲ以テ之ヲ定ム
 甲:削除
 乙:削除
 松:

第15条 天皇ハ爵位勲章及其ノ他ノ栄典ヲ授与ス
 甲:天皇ハ栄典ヲ授与ス
 乙:天皇ハ勲章其ノ他ノ栄典ヲ授与ス
 松:天皇ハ栄典ヲ授与ス

第16条天 皇ハ大赦特赦減刑及復権ヲ命ス
 甲:削除
 乙:現状
 松:

第17条 摂政ヲ置クハ皇室典範ノ定ムル所ニ依ル
2 摂政ハ天皇ノ名ニ於テ大権ヲ行フ
 甲:削除
 乙:
 松:

第2章 臣民権利義務

第18条 日本臣民タル要件ハ法律ノ定ムル所ニ依ル
 甲:現状
 乙:現状
 松:

第19条 日本臣民ハ法律命令ノ定ムル所ノ資格ニ応シ均ク文武官ニ任セラレ及其ノ他ノ公務ニ就クコトヲ得
 甲:日本臣民ハ法律上平等ナリ
日本臣民ハ法律命令ノ定ムル所ノ資格ニ応シ均ク官吏ニ任セラレ及其ノ他ノ公務ニ就クコトヲ得
 乙:「文武官」ヲ「官吏」ト改ム
 松:

第20条 日本臣民ハ法律ノ定ムル所ニ従ヒ兵役ノ義務ヲ有ス
 甲:日本臣民ハ法律ノ定ムル所ニ従ヒ名誉職其ノ他ノ公務ニ就ク義務ヲ有ス
 乙:日本臣民ハ法律ノ定ムル所ニ従ヒ忠誠ニ国家ヲ防衛スル義務ヲ有ス
 松:日本臣民ハ法律ノ定ムル所ニ従ヒ役務ニ服スル義務ヲ有ス

第21条 日本臣民ハ法律ノ定ムル所ニ従ヒ納税ノ義務ヲ有ス
 甲:現状
 乙:現状
 松:

第22条 日本臣民ハ法律ノ範囲内ニ於テ居住及移転ノ自由ヲ有ス
 甲:日本臣民ハ居住及移転ノ自由並ニ職業ノ自由ヲ有ス
公益ノ為必要ナル制限ハ法律ノ定ムル所ニ依ル
 乙:現状
 松:

第23条 日本臣民ハ法律ニ依ルニ非スシテ逮捕監禁審問処罰ヲ受クルコトナシ
 甲:現状
 乙:現状
 松:

第24条 日本臣民ハ法律ニ定メタル裁判官ノ裁判ヲ受クルノ権ヲ奪ハルヽコトナシ
 甲:
 乙:現状
 松:

第25条 日本臣民ハ法律ニ定メタル場合ヲ除ク外其ノ許諾ナクシテ住所ニ侵入セラレ及捜索セラルヽコトナシ
 甲:日本臣民ハ其ノ住所ヲ侵サルルコトナシ
公安ヲ保持スル為必要ナル制限ハ法律ノ定ムル所ニ依ル
 乙:現状
 松:

第26条 日本臣民ハ法律ニ定メタル場合ヲ除ク外信書ノ秘密ヲ侵サルヽコトナシ
 甲:日本臣民ハ其ノ信書ノ秘密ヲ侵サルルコトナシ
公安ヲ保持スル為必要ナル制限ハ法律ノ定ムル所ニ依ル
 乙:現状
 松:

第27条 日本臣民ハ其ノ所有権ヲ侵サルヽコトナシ
2 公益ノ為必要ナル処分ハ法律ノ定ムル所ニ依ル
 甲:現状
 乙:現状
 松:

第28条 日本臣民ハ安寧秩序ヲ妨ケス及臣民タルノ義務ニ背カサル限ニ於テ信教ノ自由ヲ有ス
 甲:日本臣民ハ信教ノ自由ヲ有ス
公安ヲ保持スル為必要ナル制限ハ法律ノ定ムル所ニ依ル
神社ノ享有セル特典ハ之ヲ廃止ス
別案:(第三項)国教ハ存スルコトナシ 乙:
 乙:現状
 松:日本臣民ハ安寧秩序ヲ妨ケサル限ニ於テ信教ノ自由ヲ有ス

第29条 日本臣民ハ法律ノ範囲内ニ於テ言論著作印行集会及結社ノ自由ヲ有ス
 甲:日本臣民ハ言論著作印行集会及結社ノ自由ヲ有ス
公安ヲ保持スル為必要ナル制限ハ法律ノ定ムル所ニ依ル
 乙:現状
 松:

第30条 日本臣民ハ相当ノ敬礼ヲ守リ別ニ定ムル所ノ規程ニ従ヒ請願ヲ為スコトヲ得
 甲:日本臣民ハ法律ノ定ムル所ニ従ヒ請願ヲ為スコトヲ得
 乙:現状
 松:

第30条ノ2
 甲:日本臣民ハ法律ノ定ムル所ニ従ヒ教育ヲ受クルノ権利及義務ヲ有ス

第30条ノ3
 甲:日本臣民ハ法律ノ定ムル所ニ従ヒ勤労ノ権利及義務ヲ有ス

第30条ノ4
 甲:日本臣民ハ本章ニ掲ケタルモノノ外凡テ法律ニ依ルニ非スシテ其ノ自由及権利ヲ侵サルルコトナシ

第31条 本章ニ掲ケタル条規ハ戦時又ハ国家事変ノ場合ニ於テ天皇大権ノ施行ヲ妨クルコトナシ
 甲:削除
 乙:削除
 松:日本臣民ハ前数条ニ掲ケタル外凡テ法律ニ依ルニ非スシテ其ノ自由及権利ヲ侵サルルコトナシ

第32条 本章ニ掲ケタル条規ハ陸海軍ノ法令又ハ紀律ニ牴触セサルモノニ限リ軍人ニ準行ス
 甲:
 乙:削除
 松:削除

第3章 帝国議会

第33条 帝国議会ハ貴族院衆議院ノ両院ヲ以テ成立ス
 甲:帝国議会ハ参議院及衆議院ノ両院ヲ以テ組織ス
 乙:「貴族院」ヲ「参議院」ト改ム
 松:帝国議会ハ参議院衆議院ノ両院ヲ以テ成立ス

第34条 貴族院ハ貴族院令ノ定ムル所ニ依リ皇族華族及勅任セラレタル議員ヲ以テ組織ス
 甲:参議院ハ参議院法ノ定ムル所ニ依リ地方議会ニ於テ選挙スル議員及各種ノ職能ヲ代表スル議員ヲ以テ組織ス
 乙:参議院ハ参議院法ノ定ムル所ニ依リ選挙又ハ勅任セラレタル議員ヲ以テ組織ス
 松:参議院ハ参議院法ノ定ムル所ニ依リ選挙又ハ勅任セラレタル議員ヲ以テ組織ス

第35条 衆議院ハ選挙法ノ定ムル所ニ依リ公選セラレタル議員ヲ以テ組織ス
 甲:衆議院ハ選挙法ノ定ムル所ニ依リ普通平等直接及秘密ノ原則ニ従ヒ選挙セラレタル議員ヲ以テ組織ス
 乙:現状
 松:

第36条 何人モ同時ニ両議院ノ議員タルコトヲ得ス
 甲:現状
 乙:現状
 松:

第37条 凡テ法律ハ帝国議会ノ協賛ヲ経ルヲ要ス
 甲:
 乙:現状
 松:

第38条 両議院ハ政府ノ提出スル法律案ヲ議決シ及各々法律案ヲ提出スルコトヲ得
 甲:
 乙:現状
 松:

第39条 両議院ノ一ニ於テ否決シタル法律案ハ同会期中ニ於テ再ヒ提出スルコトヲ得ス
 甲:
 乙:現状
 松:

第39条ノ2
 松:衆議院ニ於テ引続キ三回其ノ総員三分ノ二以上ノ多数ヲ以テ可決シテ参議院ニ移シタル法律案ハ参議院ノ議決アルト否トヲ問ハス帝国議会ノ協賛ヲ経タルモノトス

第40条 両議院ハ法律又ハ其ノ他ノ事件ニ付キ各々其ノ意見ヲ政府ニ建議スルコトヲ得但シ其ノ採納ヲ得サルモノハ同会期中ニ於テ再ヒ建議スルコトヲ得ス
 甲:
 乙:現状
 松:

第41条 帝国議会ハ毎年之ヲ召集ス
 甲:
 乙:現状
 松:

第42条 帝国議会ハ三箇月ヲ以テ会期トス必要アル場合ニ於テハ勅命ヲ以テ之ヲ延長スルコトアルヘシ
 甲:帝国議会ハ三箇月ヲ以テ会期トス必要アル場合ニ於テハ勅命又ハ各議院ノ議決ヲ以テ之ヲ延長スルコトアルヘシ
 乙:帝国議会常会ノ会期ハ三箇月以上トシ勅命ヲ以テ之ヲ定ム必要アル場合ニ於テハ更ニ勅命ヲ以テ之ヲ延長スルコトアルヘシ
 松:帝国議会ハ三箇月以上ニ於テ議院法ノ定メタル期間ヲ以テ会期トス
必要アル場合ニ於テハ勅命ヲ以テ之ヲ延長スルコトアルヘシ

第43条 臨時緊急ノ必要アル場合ニ於テ常会ノ外臨時会ヲ召集スヘシ
2 臨時会ノ会期ヲ定ムルハ勅命ニ依ル
 甲:臨時緊急ノ必要アル場合ニ於テ常会ノ外臨時会ヲ召集スヘシ
両議院ノ議員ハ各々其ノ院ノ総員三分ノ一以上ノ賛成ヲ経テ臨時会ノ召集ヲ求ムルコトヲ得
臨時会ノ会期ヲ定ムルハ勅命ニ依ル必要アル場合ニ於テハ勅命又ハ各議院ノ議決ヲ以テ之ヲ延長スルコトアルヘシ
 乙:
 松:臨時緊急ノ必要アル場合ニ於テ常会ノ外臨時会ヲ召集スヘシ其ノ会期ヲ定ムルハ勅命ニ依ル
両議院ノ議員ハ各々其ノ院ノ総員三分ノ一以上ノ賛成ヲ得テ臨時会ノ召集ヲ求ムルコトヲ得

第44条 帝国現状議会ノ開会閉会会期ノ延長及停会ハ両院同時ニ之ヲ行フヘシ
 甲:現状
 乙:現状
 松:帝国議会ノ開会閉会会期ノ延長及停会ハ両院同時ニ之ヲ行フヘシ
2 衆議院解散ヲ命セラレタルトキハ貴族院ハ同時ニ停会セラルヘシ
 甲:一院解散ヲ命セラレタルトキハ他ノ院ハ当然閉会ス
 乙:現状
 松:衆議院解散ヲ命セラレタルトキハ参議院ハ同時ニ閉会セラルヘシ

第45条 衆議院解散ヲ命セラレタルトキハ勅令ヲ以テ新ニ議員ヲ選挙セシメ解散ノ日ヨリ五箇月以内ニ之ヲ召集スヘシ
 甲:議院解散ヲ命セラレタルトキハ直ニ其ノ議員ノ更新ヲ行ヒ解散ノ日ヨリ三箇月以内ニ臨時会ヲ召集スヘシ但シ其ノ期間内ニ常会ヲ召集スル場合ハ此ノ限ニ在ラス
 乙:「五箇月」ヲ「三箇月」ト改ム
 松:衆議院解散ヲ命セラレタルトキハ勅命ヲ以テ新ニ議員ヲ選挙セシメ解散ノ日ヨリ三箇月以内ニ帝国議会ヲ召集スヘシ

第46条 両議院ハ各々其ノ総議員三分ノ一以上出席スルニ非サレハ議事ヲ開キ議決ヲ為ス事ヲ得ス
 甲:現状
 乙:現状
 松:

第47条 両議院ノ議事ハ過半数ヲ以テ決ス可否同数ナルトキハ議長ノ決スル所ニ依ル
 甲:
 乙:現状
 松:

第48条 両議院ノ会議ハ公開ス但シ政府ノ要求又ハ其ノ院ノ決議ニ依リ秘密会ト為スコトヲ得
 甲:「政府ノ要求又ハ」ヲ削ル
 乙:現状
 松:両議院ノ会議ハ公開ス但シ其ノ院ノ決議ニ依リ秘密会ト為スコトヲ得
第49条 両議院ハ各々天皇ニ上奏スルコトヲ得
 甲:現状
 乙:現状
 松:

第50条 両議院ハ臣民ヨリ呈出スル請願書ヲ受クルコトヲ得
 甲:
 乙:現状
 松:

第51条 両議院ハ此ノ憲法及議院法ニ掲クルモノヽ外内部ノ整理ニ必要ナル諸規則ヲ定ムルコトヲ得
 甲:
 乙:現状
 松:

第52条 両議院ノ議員ハ議院ニ於テ発言シタル意見及表決ニ付院外ニ於テ責ヲ負フコトナシ但シ議員自ラ其ノ言論ヲ演説刊行筆記又ハ其ノ他ノ方法ヲ以テ公布シタルトキハ一般ノ法律ニ依リ処分セラルヘシ
 甲:
 乙:現状
 松:

第53条 両議院ノ議員ハ現行犯罪又ハ内乱外患ニ関ル罪ヲ除ク外会期中其ノ院ノ許諾ナクシテ逮捕セラルヽコトナシ
 甲:(附加)会期開始前ニ逮捕セラレタル議員ハ其ノ院ノ要求アルトキハ会期中之ヲ釈放スヘシ
 乙:現状
 松:両議院ノ議員ハ現行犯罪又ハ内乱外患ニ関ル罪ヲ除ク外会期中其ノ院ノ許諾ナクシテ逮捕セラルルコトナシ会期前ニ逮捕セラレタル議員ハ其ノ院ノ要求アルトキハ会期中之ヲ釈放スヘシ

第54条 国務大臣及政府委員ハ何時タリトモ各議院ニ出席シ及発言スルコトヲ得
 甲:現状
 乙:現状
 松:

第54条ノ2 
 甲:帝国議会ニ議院法ノ定ムル所ニ依リ帝国議会審議委員会ヲ置ク
帝国議会審議委員会ハ両議院ノ議員ヲ以テ組織ス委員ハ任期満限又ハ解散ニ依リ議員トシテノ地位ヲ失フモ後任者ノ就任スル迄其ノ職務ヲ継続スヘシ

第4章 国務大臣及枢密顧問

第55条 国務各大臣ハ天皇ヲ輔弼シ其ノ責ニ任ス
 甲:国務各大臣ハ天皇ヲ輔弼シ其ノ責ニ任ス
 乙:現状
 松:国務各大臣ハ天皇ヲ輔弼シ一切ノ国務ニ付帝国議会ニ対シテ其ノ責ニ任ス

2 凡テ法律勅令其ノ他国務ニ関ル詔勅ハ国務大臣ノ副署ヲ要ス
 甲:現状
 乙:凡テ法律勅令其ノ他国務ニ関ル詔勅ハ国務大臣ノ副署ヲ要ス軍ノ統帥ニ関ルモノ亦同シ
 松:凡テ法律勅令其ノ他国務ニ関ル詔勅ハ国務大臣ノ副署ヲ要ス軍ノ統帥ニ付亦同シ

3 
 甲:国務大臣ハ其ノ在職ニ付帝国議会ノ信任ヲ必要トス(議会ノ一院カ国務大臣ノ不信任ヲ決議シタルトキハ政府ハ其ノ院ノ解散ヲ奏請スルコトヲ得但シ次ノ議会ニ於テ其ノ院更ニ不信任ヲ決議シタルトキハ国務大臣ハ其ノ職ヲ退クヘシ)
 乙:国務大臣ハ其ノ在職ニ付衆議院ノ信任ヲ必要トス
 松:衆議院ニ於テ国務各大臣ニ対スル不信任ヲ議決シタルトキハ解散アリタル場合ヲ除ク外其ノ職ニ留ルコトヲ得ス

第55条ノ2
 松:国務各大臣ヲ以テ内閣ヲ組織ス
内閣ノ官制ハ法律ヲ以テ之ヲ定ム

第56条 枢密顧問ハ枢密院官制ノ定ムル所ニ依リ天皇ノ諮詢ニ応ヘ重要ノ国務ヲ審議ス
 甲:国務各大臣ハ内閣ヲ組織ス
内閣ノ組織及職権ハ法律ヲ以テ之ヲ定ム
 乙:現状
 松:枢密顧問ハ天皇ノ諮詢ニ応ヘ重要ノ国務ヲ審議ス
枢密院ノ官制ハ法律ヲ以テ之ヲ定ム

第5章 司法

第57条 司法権ハ天皇ノ名ニ於テ法律ニ依リ裁判所之ヲ行フ
2 裁判所ノ構成ハ法律ヲ以テ之ヲ定ム
 甲:現状
 乙:現状
 松:司法権ハ天皇ノ名ニ於テ法律ニ依リ裁判所之ヲ行フ
裁判所ノ構成ハ法律ヲ以テ之ヲ定ム
行政事件ニ関ル訴訟ハ別ニ法律ノ定ムル所ニ依リ裁判所ノ管轄ニ属ス

第58条 裁判官ハ法律ニ定メタル資格ヲ具フル者ヲ以テ之ニ任ス
2 裁判官ハ刑法ノ宣告又ハ懲戒ノ処分ニ由ルノ外其ノ職ヲ免セラルヽコトナシ
3 懲戒ノ条規ハ法律ヲ以テ之ヲ定ム
 甲:
 乙:現状
 松:

第59条 裁判ノ対審判決ハ之ヲ公開ス但シ安寧秩序又ハ風俗ヲ害スルノ虞アルトキハ法律ニ依リ又ハ裁判所ノ決議ヲ以テ対審ノ公開ヲ停ムルコトヲ得
 甲:
 乙:現状
 松:

第60条 特別裁判所ノ管轄ニ属スヘキモノハ別ニ法律ヲ以テ之ヲ定ム
 甲:
 乙:現状
 松:

第61条 行政官庁ノ違法処分ニ由リ権利ヲ傷害セラレタリトスルノ訴訟ニシテ別ニ法律ヲ以テ定メタル行政裁判所ノ裁判ニ属スヘキモノハ司法裁判所ニ於テ受理スルノ限ニ在ラス
 甲:行政官庁ノ違法処分ニ依リ権利ヲ傷害セラレタリトスルノ訴訟其ノ他行政事件(項)ニ関ル訴訟ハ法律ノ定ムル所ニ依リ司法裁判所ノ管轄ニ属ス
 乙:司法裁判所ハ法律ノ定ムル所ニ依リ行政官庁ノ違法処分ニ由リ権利ヲ傷害セラレタリトスルノ訴訟其ノ他行政事件ニ関ル訴訟ヲ審理ス
 松:削除

第6章 会計

第62条 新ニ租税ヲ課シ及税率ヲ変更スルハ法律ヲ以テ之ヲ定ムヘシ
2 但シ報償ニ属スル行政上ノ手数料及其ノ他ノ収納金ハ前項ノ限ニ在ラス
3 国債ヲ起シ及予算ニ定メタルモノヲ除ク外国庫ノ負担トナルヘキ契約ヲ為スハ帝国議会ノ協賛ヲ経ヘシ
 甲:現状
 乙:現状
 松:

第63条 現行ノ租税ハ更ニ法律ヲ以テ之ヲ改メサル限ハ旧ニ依リ之ヲ徴収ス
 甲:
 乙:現状
 松:

第64条 国家ノ歳出歳入ハ毎年予算ヲ以テ帝国議会ノ協賛ヲ経ヘシ
 甲:現状
 乙:現状
 松:

2 予算ノ款項ニ超過シ又ハ予算ノ外ニ生シタル支出アルトキハ後日帝国議会ノ承諾ヲ求ムルヲ要ス
 甲:削除
 乙:現状
 松:

第65条 予算ハ前ニ衆議院ニ提出スヘシ
 甲:現状
 乙:現状
 松:予算ハ前ニ衆議院ニ提出スヘシ

 甲:衆議院予算ノ款項ニ対シ廃除又ハ削減ヲ為シタルトキハ参議院ハ之ヲ原状ニ復スルコトヲ得ス
 乙:現状
 松:参議院ハ衆議院ノ議決シタル予算ニ付増額ノ修正ヲ為スコトヲ得ス

第66条 皇室経費ハ現在ノ定額ニ依リ毎年国庫ヨリ之ヲ支出シ将来増額ヲ要スル場合ヲ除ク外帝国議会ノ協賛ヲ要セス
 甲:皇室内廷ノ経費ハ特ニ常額ヲ定メ毎年国庫ヨリ之ヲ支出シ増額ヲ要スル場合ヲ除ク外帝国議会ノ協賛ヲ要セス
 乙:現状
 松:皇室内廷ノ経費ハ定額ニ依リ毎年国庫ヨリ之ヲ支出シ増額ヲ要スル場合ヲ除ク外帝国議会ノ協賛ヲ要セス

第67条 憲法上ノ大権ニ基ツケル既定ノ歳出及法律ノ結果ニ由リ又ハ法律上政府ノ義務ニ属スル歳出ハ政府ノ同意ナクシテ帝国議会之ヲ廃除シ又ハ削減スルコトヲ得ス
 甲:「憲法上ノ大権ニ基ツケル既定ノ歳出及」ヲ削ル
 乙:「憲法上ノ大権ニ基ツケル既定ノ歳出及」ヲ削ル
 松:法律ノ結果ニ由リ又ハ法律上政府ノ義務ニ属スル歳出ハ政府ノ同意ナクシテ帝国議会之ヲ廃除シ又ハ削減スルコトヲ得ス

第68条 特別ノ須要ニ因リ政府ハ予メ年限ヲ定メ継続費トシテ帝国議会ノ協賛ヲ求ムルコトヲ得
 甲:現状
 乙:現状
 松:

第69条 避クヘカラサル予算ノ不足ヲ補フ為ニ又ハ予算ノ外ニ生シタル必要ノ費用ニ充ツル為ニ予備費ヲ設クヘシ
 甲:現状
 乙:現状
 松:避クヘカラサル予算ノ不足ヲ補フ為ニ又ハ予算ノ外ニ生シタル必要ノ費用ニ充ツル為ニ予備費ヲ設クヘシ

 甲:予備費ヲ以テ予算ノ外ニ生シタル必要ノ費用ニ充ツル場合ハ帝国議会審議委員会ノ議ヲ経ヘシ
 乙:予備費ヲ以テ予算ノ外ニ生シタル必要ノ費用ニ充ツル場合ハ帝国議会審議委員会ノ諮詢ヲ経ヘシ
 松:予備費ヲ以テ予算ノ外ニ生シタル必要ノ費用ニ充ツルトキハ議院法ノ定ムル所ニ依リ帝国議会常置委員ノ諮詢ヲ経ヘシ

 甲:予備費ヲ支出シタルトキハ後日帝国議会ノ承諾ヲ求ムルヲ要ス
 乙:避クヘカラサル予算ノ不足ヲ補フ為ニ又ハ予算ノ外ニ生シタル必要ノ費用ニ充ツル為ニ予備費外ニ於テ支出ヲ為ス場合ハ帝国議会審議委員会ノ諮詢ヲ経ヘシ
 松:避クヘカラサル予算ノ不足ヲ補フ為ニ又ハ予算ノ外ニ生シタル必要ノ費用ニ充ツル為ニ予備費外ニ於テ支出ヲ為ストキハ亦前項ノ条規ニ依ル

第70条 公共ノ安全ヲ保持スル為緊急ノ需要アル場合ニ於テ内外ノ情形ニ因リ政府ハ帝国議会ヲ召集スルコト能ハサルトキハ勅令ニ依リ財政上必要ノ処分ヲ為スコトヲ得
2 前項ノ場合ニ於テハ次ノ会期ニ於テ帝国議会ニ提出シ其ノ承諾ヲ求ムルヲ要ス
 甲:「能ハサルトキハ」ノ次ニ「帝国議会審議会ノ議ヲ経テ」ヲ加フ
 乙:「能ハサルトキハ」ノ次ニ「帝国議会審議委員会ノ諮詢ヲ経テ」ヲ加フ
 松:公共ノ安全ヲ保持スル為緊急ノ需要アル場合ニ於テ内外ノ情形ニ因リ政府ハ帝国議会ヲ召集スルコト能ハサルトキハ勅令ニ依リ財政上必要ノ処分ヲ為スコトヲ得但シ議院法ノ定ムル所ニ依リ帝国議会常置委員ノ諮詢ヲ経ヘシ
前項ノ場合ニ於テハ次ノ会期ニ於テ帝国議会ニ提出シ其ノ承諾ヲ求ムルヲ要ス

第71条 帝国議会ニ於イテ予算ヲ議定セス又ハ予算成立ニ至ラサルトキハ政府ハ前年度ノ予算ヲ施行スヘシ
 甲:会計年度内ニ予算成立ニ至ラサルトキハ政府ハ会計法ノ定ムル所ニ依リ三箇月以内ノ期間ヲ限リ前年度ノ予算ノ範囲内ニ於テ暫定予算ヲ作製シ之ヲ施行スヘシ
前項ノ場合ニ於テ帝国議会閉会中ナルトキハ速ニ之ヲ召集シ其ノ年度ノ前項ニ定ムル期間ヲ除ク部分ノ予算ヲ提出スヘシ第一項ニ定ムル期間内ニ前項ノ予算成立ニ至ラサルトキハ第一項ニ準シ政府ハ暫定予算ヲ作製シ之ヲ施行スヘシ前項ノ規定ハ此ノ場合ニ之ヲ準用ス
 乙:予算成立ニ至ラサルトキハ政府ハ会計法ノ定ムル所ニ依リ暫定予算ヲ調製シ予算成立ニ至ル迄之ヲ施行スヘシ
 松:帝国議会ニ於テ予算ヲ議定セス又ハ予算成立ニ至ラサルトキハ政府ハ会計法ノ定ムル所ニ依リ暫定予算ヲ作成シ予算成立ニ至ルマテノ間之ヲ施行スヘシ
此ノ場合ニ於テハ会計年度開始後ニ於テ其ノ年度ノ予算ト共ニ前項ノ暫定予算ヲ帝国議会ニ提出シ其ノ承諾ヲ求ムルヲ要ス

第72条 国家ノ歳出歳入ノ決算ハ会計検査院之ヲ検査確定シ政府ハ其ノ検査報告ト倶ニ之ヲ帝国議会ニ提出スヘシ
2 会計検査院ノ組織及職権ハ法律ヲ以テ之ヲ定ム
 甲:現状
 乙:現状
 松:

第7章 補則

第73条 将来此ノ憲法ノ条項ヲ改正スルノ必要アルトキハ勅命ヲ以テ議案ヲ帝国議会ノ議ニ付スヘシ
 甲:現状
 乙:現状
 松:将来此ノ憲法ノ条項ヲ改正スルノ必要アルトキハ勅命ヲ以テ議案ヲ帝国議会ノ議ニ付スヘシ

2 此ノ場合ニ於テ両議院ハ各々其ノ総員三分ノニ以上出席スルニ非サレハ議事ヲ開クコトヲ得ス出席議員三分ノ二以上ノ多数ヲ得ルニ非サレハ改正ノ議決ヲ為スコトヲ得ス
 甲:両議院ノ議員ハ其ノ院ノ総員三分ノ一以上ノ賛成ヲ経テ憲法改正ヲ発議スルコトヲ得
両議院ハ各々其ノ総員三分ノ二以上出席スルニ非サレハ憲法改正ノ議事ヲ開クコトヲ得ス出席議員三分ノ二以上ノ多数ヲ得ルニ非サレハ改正ノ議決ヲ為スコトヲ得ス
天皇ハ帝国議会ノ議決シタル憲法改正ヲ裁可シ其ノ公布及執行ヲ命ス
 乙:両議院ノ議員ハ其ノ院ノ総員三分ノ一以上ノ賛成ヲ経テ憲法改正ヲ発議スルコトヲ得
両議院ハ各々其ノ総員三分ノ二以上出席スルニ非サレハ憲法改正ノ議事ヲ開クコトヲ得ス出席議員三分ノ二以上ノ多数ヲ得ルニ非サレハ改正ノ議決ヲ為スコトヲ得ス
 松:両議院ノ議員ハ各々其ノ院ノ総員三分ノ一以上ノ賛成ヲ得テ改正ノ議案ヲ発議スルコトヲ得
前二項ノ場合ニ於テ両議院ハ各々其ノ総員三分ノ二以上出席スルニ非サレハ議事ヲ開クコトヲ得ス出席議員三分ノ二以上ノ多数ヲ得ルニ非サレハ改正ノ議決ヲ為スコトヲ得ス
天皇ハ帝国議会ノ議決シタル憲法改正ヲ裁可シ其ノ公布及執行ヲ命ス

第74条 皇室典範ノ改正ハ帝国議会ノ議ヲ経ルヲ要セス
2 皇室典範ヲ以テ此ノ憲法ノ条規ヲ変更スルコトヲ得ス
 甲:現状
 乙:現状
 松:

第75条 憲法及皇室典範ハ摂政ヲ置クノ間之ヲ変更スルコトヲ得ス
 甲:削除
 乙:削除
 松:削除

第76条 法律規則命令又ハ何等ノ名称ヲ用ヰタルニ拘ラス此ノ憲法ニ矛盾セサル現行ノ法令ハ総テ遵由ノ効力ヲ有ス
2 歳出上政府ノ義務ニ係ル現在ノ契約又ハ命令ハ総テ第六十七条ノ例ニ依ル
 甲:現状
 乙:現状
 松:

補則
 松:現行ノ命令ニシテ此ノ憲法改正ノ条規ニ依リ法律ヲ以テ定ムルヲ要スル事項ヲ定メタルモノハ其ノ廃止又ハ改正セラルルマテノ間ハ仍効力ヲ有ス
此ノ憲法改正中第八条 第十二条 第十三条 第三十三条 第三十四条 第三十九条ノ二 第四十二条 第四十四条 第五十五条ノ二 第五十六条 第五十七条 第六十一条 第六十六条 第六十九条 第七十条及第七十一条ノ改正ハ各々其ノ執行ニ必要ナル法律命令ノ制定施行セラルルマテ其ノ効力ヲ生セサルモノトシ其ノ間ハ仍旧法ノ条規ニ依ル

備考
 松:本私案中ノ条文ノ数字ハ便宜上例ヘハ第〇条ノ二ト言フカ如キモノトセルモ改正案ニ於テハ条文ノ繰上繰下ヲ為シ之ヲ整理スルモノトス。其ノ結果改正後ノ憲法ハ全文七十五条ト為ル

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