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2013年12月 3日 (火)

「第九」と日本 出会いの歴史

サブタイトルは「板東ドイツ人俘虜収容所の演奏会と文化活動の記録」。
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2009年1月~9月に「ベートーヴェン・ハウス ボン」で「音楽の力 1917年―1919年板東(日本)におけるドイツ捕虜収容所の文化的生活」が開催され、その資料がウエブ上に公開されたことが、本書刊行につながったとのことである。
「ベートーヴェン・ハウス ボン」のウエブサイトでは、「音楽の力 1917年―1919年板東(日本)におけるドイツ捕虜収容所の文化的生活」を日本語で資料を見ることができる。

板東俘虜収容所に収容された俘虜は約1000人、その中にさまざまな技術を持った人たちがいたことは、他の書物などからも明らかだが、本書に収められた図版のうち、俘虜収容所で印刷された演奏会プログラムなどが、いずれもユーゲント・シュティールでデザインされていることにあらためて驚く。

「K.u.K Kriegsmarine / SMS Kaiserin Elisabeth」については、13ページの俘虜についての記述中に「その中には、”エリザベート王妃”号の400名の乗組員もいた」との記載がある。

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はじめに
膠州のドイツ租借地
丸亀の寺社内に設けられた仮俘虜収容所
板東のバラック式収容所
ベートーヴェン作品のコンサートプログラム
パウル・エンゲルとその手紙
板東における日本初演 交響曲第九番
ベートーヴェン作品の入った他のコンサート・プログラム
その他のコンサート
板東の劇場と演劇
人形劇と展覧会
俘虜生活の終わり
おわりに
板東俘虜収容所関連年譜
図版一覧

ベートーヴェン・ハウス ボン/編
ニコレ・ケンプケン/著
大沼幸雄、ヤスヨ・テラシマ=ヴェアハーン/訳

彩流社

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