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2013年7月10日 (水)

シリーズ東欧革命・2─ハンガリー 東欧の民族問題

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この巻では、ハンガリーの動きに関する資料がたくさん集められている。
旧来の政権を支えてきた党、その中の改革派、外にあって改革をめざす勢力、それぞれの考え方や方針は、四半世紀の後、どのように評価されているのだろうか。
また「東欧の民族問題」では、ユーゴスラビアの民族と宗教、トランシルバニアなど、多くの課題があることは、さまざまなできごとから明らかであるが、「国」「民族」「言語」「宗教」「歴史」などが複雑にからみあっていることが、それぞれの立場からの発言からみてもよくわかる。
そのことは、日本をめぐる「民族」の課題を考えるときにも、参考になるのだろうと思う。
理屈だけでは整理できないからこそ、徒に感情に走ることやレッテルを貼りつけることは、厳に戒めるべきであるはずだ。

目次
第1部 ハンガリー
ハンガリー民主化の過程
ハンガリーアピール
一九五六年革命の遺産
死者を回想して
革命犠牲者の復権をめざして闘う:一九五八年六月の犠牲者への同時追悼
社会契約―政治改革のための条件
情報部門改革のための提案―愛国人民戦線の綱領的文書「転換点と改革」への付属文書
ふたつの非公式改革プログラム
環境保護運動における市民参加の問題
市民参加と非政府組織(NGO)―環境保護におけるその役割
ハンガリー複数政党制への歩み
ハンガリーの取りうる道
総選挙前の政党
ハンガリー主要政党の主張
九〇年総選挙前のハンガリーの政党
民主化から政権交代へ
勝者と敗者
民営化への歩みは加速されるか―ハンガリーはECとの関係発展をめざし、独自の道を歩む
ハンガリーにおける環境の未来
未来は自由主義オルターナティブにあるか?

第2部 東欧の民族問題
ユーゴスラビアの民族問題について[解説]
多元主義、それともナショナリズム?[ユーゴスラビア]
私たちは止まらない[ユーゴスラビア]
エレガントな主権[ユーゴスラビア]
ZSMS―自由党宣言―脅威と熱情亡き民主主義のために[ユーゴスラビア]
全クロアチア国民に向けた選挙宣言[ユーゴスラビア]
バルト三国[解説]
小さな共和国の大きな夢[エストニア]
エストニア人民戦線の綱領[エストニア]
過ぎ去ったときを求めて[ラトビア]
四つの文化のはざまにあるヴィリニウス[リトアニア]
スロバキアのハンガリー人[解説]
ハンガリー少数民族の地位とその問題―チェコの歴史家ミラン・ヒュブルへの回答[チェコスロバキア]
ルーマニアの民族問題[解説]
民主主義は平和をもたらすか[ルーマニア]
流血の三月十九日[ルーマニア]
トランシルバニアに生きて書く[ルーマニア]
反対派とルーマニアのドイツ人[ルーマニア]
ポーランドのドイツ人―政治と金銭のはざまで[ポーランド]
ブルガリアの民族問題[解説]
私はザイネップ、市民にしてイスラム教徒[ブルガリア]

第3部 ブルガリア
ブルガリアの政治的変革
一九九〇年六月総選挙の結果と分析[特別寄稿]

『シリーズ東欧革命』編集委員会/編
緑風出版

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