Elisabeth 2012 Wien/8 運河めぐり(6)ドナウ運河・その2
船が門を通過すると、フンデルトヴァッサーのシュピッテラウ焼却場が右に見えてくる。
シュピッテラウ焼却場は、ゴミ焼却場で発生した熱を使った地域暖房のプラントでもある。
フンデルトヴァッサーは、日本でも舞洲ごみ焼却工場をデザインしている。
やがて、謎な建物が見えてくる。
この建物はいったい何だ?と思ったら、「Rossauer Kaserne」、ロッサの兵舎ということで、現在は「Bundesministerium für Landesverteidigung und Sport」(防衛・スポーツ連邦省)の建物みたいだ。
左に、1907年のオットー・ワーグナーのカイザーバード水門監視所が見える。
出発して3時間20分、船は再びシュヴェーデンプラッツに戻ってきたと思ったら、通り過ぎていく。
いったんウィーン川の分岐まですすみUターンして、船首を上流に向け、シュヴェーデンプラッツに戻る。
ドナウ運河めぐりの観光船、「MS VINDOBONA」である。
ところで、上の水門と下の水門との距離は12.5km、落差は5~6メートルはあるかと思われる。
だとすると、勾配は0.4‰~0.5‰。
ということは、ライン川の河口から1000kmまでの勾配と同等で、セーヌ川よりもたらんたらんとしていて、ライン川よりは急ということになる。
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