Elisabeth 2012 Wien/6 運河めぐり(4)巡視艇とドナウ川・その2
帝国橋には、Österreichisches Bundesheerに所属していて、2006年に退役した巡視艇が係留されている。
小さいほうが「A-601 Oberst Brecht」。
大きい方は、「A-604 Niederösterreich」。
船は帝国橋の下を行き、「A-601 Oberst Brecht」の横をすすむ。
続いて「A-604 Niederösterreich」の横をすすむ。
「A-604 Niederösterreich」は1970年に就役、乗組員9人で全長約30m、20ミリ機関砲や12.7ミリ機銃、7.62ミリ機銃などで武装していた。
「A-601 Oberst Brecht」は1958年に就役、乗組員5人で全長約12m、12.7ミリ機銃などで武装していた。
現在は、武装は解かれている。
この船を観ることができたので、運河めぐりの目的のひとつを達成できた。
右に、ドナウタワーが見えてくる。
ドナウタワーは1964年に建てられた高さ252mのテレビ塔で、展望台やレストランがある。
国連機関が集まる、UNO-Cityのそばである。
左側には、ミレニアムタワーが見える。
ミレニアムタワーは1999年に建てられ、50階建で202m。
船から、橋を渡るU6が見える。
U6の行く先は、フロリッツドルフ。
橋をくぐりぬけると、北駅の方に走るSバーンが見える。
やがて、オットー・ワーグナーのドナウ川水門監視所が見えてくる。
水門監視所の横にある水門には、ルドルフヴァイアー作の二頭のライオンが立つ。
船はほとんど180度左に舵を切って、ドナウ川からドナウ運河に入って行く。
帝国橋から乗ってきた高校生軍団、船から見える景色に何の興味もないようで、居眠りしたりおしゃべりしたり。
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