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2012年7月19日 (木)

人生処方詩集

症状は?・・・・・・

年齢が悲しくなったら
貧乏に逢ったら
知ったかぶりをするやつがいたら
人生をながめたら
結婚が破綻したら
孤独に耐えられなくなったら
教育が必要になったら
怠け癖がついたら
進歩が話題になったら
他郷にこしかけていたら
春が近づいたら
感情が貧血したら
金が少ししかなかったら
幸福があまりに遅くきたら
大都会が厭になったら
ホームシックにかかったら
秋になったら
青春時代を考えたら
子供を見たら
病気でくるしんだら
芸術に理解がなさすぎたら
生活に疲れたら
恋愛が決裂したら
もしもあなたが若い娘だったら
母親を想ったら
自然を忘れたら
問題が生じたら
旅に出たら
自信がぐらついたら
睡眠によって慰められたかったら
夢を見たら
不正を行ったら、あるいは不正を受けたら
天気が悪かったら
冬が近づいたら
善行が利子をもたらすと思ったら
同時代の人間に腹が立ったら

Doktor Erich Kaestners lyrische Hausapotheke(抒情的家庭薬局)/1936年
この時期にはすでに、ケストナーの著作はドイツでは出版できず、チューリッヒで刊行されている。

本書以外に、次の邦訳がある。
抒情的人生処方詩集/小松太郎訳/創元社版/1952年
人生処方詩集/小松太郎訳/角川文庫版/1967年
ケストナー博士の抒情詩 家庭薬局/高橋健二訳/かど創房版/1983年
人生処方箋/飯吉光男訳/思潮社版/1985年

E. ケストナー/著
小松太郎/訳
ちくま文庫/1989年

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