浄土ヶ浜 その2
3月11日午後2時20分頃、この船は港に着いたところで、乗っていた団体客は下船、船長以下乗組員は掃除をしていた。
そこに地震。
津波を警戒して、船は沖合に避難する。
沖の津波は、岸近くのような打ち寄せるものではなく、ゆっくりと船を持ちあげる。
帰港できたのは、警報が解除された42時間後だった。
その間、ウミネコパンを食べていたらしい。
下船した観光客は、バスで高台に逃れて無事、その後日本海側を走って帰京したのだという。
津波は、断崖をきれいにした、とも説明があった。
ここに押し寄せた津波は、テントの上の松の幹に取り付けられたブイのところまであがった。
そして、津波が引くとき、このあたりの海底が露わになったのだという。
真の浄土ヶ浜は、ここから遊歩道を歩いていくことになるが、残念ながら遊歩道は通行禁止になっていた。
車道を歩けば行けないことはないのだが、どうしようかと看板を見ていたら、車の通行許可証を出してくれると言われる。
ここが、本当の浄土ヶ浜。
ここに来るのは、学生時代以来である。
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