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2012年5月 6日 (日)

Wien und Hallstatt/4 HGM その2

各展示室の入り口には、案内板があったりなかったり。
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中を見ると、このような展示である。
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わりと余裕をもった展示である。
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フランツ・ヨーゼフ時代の部屋には、戦場のFJの肖像画がある。
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しかし、FJってば、かかわった戦争(イタリア統一戦争、普墺戦争、第一次世界大戦)にはことごとく負けているはずだし、この肖像画のように軍勢の先頭に立ったことはないんじゃないか。
また、エリーザベトの肖像画もあったりするのだが、「軍事史」との関係は、よくわからない。
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暗殺されたときにフランツ・フェルディナント大公が乗っていた自動車が展示されている。
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そして説明板。
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他にも、その時着用していた軍服など、事件関係の資料が展示されている。

他の部屋も歩いてみる。
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時代がくだってくると、だんだん身が縮む思いがしてくる。
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そして、第一次世界大戦。
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第二次世界大戦は、アンシュルスをどうとらえて展示しているのか、じっくり見たいところだが、別の機会にする。
戦後の、連合国による占領下の展示もある。
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さて、この日の目的である地上階奥の「Seemacht Österreich」の部屋に行く。

帆船時代からの歴史が展示されているが、まず注目したのはこの模型。
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1891年起工、1883年進水、1895年に就役した装甲巡洋艦「SMS Kaiserin und Königin Maria Theresia」の200分の1の模型である。
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この艦は義和団鎮圧のために中国に派遣され、若きゲオルグ・フォン・トラップ士官候補生が乗船した防護巡洋艦「ツェンタ」とともに北京に篭城する外国人などの救援に参加している。
第一次世界大戦を生き延び、1920年に解体処分された。
「SMS」は「Seine Majestitäts Schiff」(皇帝陛下の艦)の略。

そして、メインはこの絵である。
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オーストリア・ハンガリー帝国海軍/皇帝陛下の艦・カイザー・フランツ・ヨーゼフ1世級防護巡洋艦/カイザリン・エリーザベト(K.u.K Kriegsmarine/SMS Kaiser Franz Joseph I class Kleiner Kreuzer/Kaiserin Elisabeth)。
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ちなみに「K.u.K」は「Kaiserlich und Königlich」(帝国と王国=オーストリア帝国とハンガリー王国)の略である。
「Maria Theresia」についている「Kaiserin und Königin」は、マリア・テレジアの神聖ローマ帝国皇后(皇帝は夫のフランツなので、「女帝」とよく言われるが、違和感あり。もっとも実質的な権力はフランツにはなかったのであるが、おかげでシェーンブルンの動物園があり、またコレクションは自然史博物館の礎となったのであるから、ありがたい人物ではある。)、オーストリア大公、ハンガリー女王、ベーメン女王としての地位のいずれかを指しているのだろう。

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