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2011年11月23日 (水)

青野原俘虜収容所の世界―第一次世界大戦とオーストリア捕虜兵

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日墺関係の歴史の中で、敵味方にわかれて戦争が行われたのは、第一次世界大戦のことであった。

1914年、第一次世界大戦が勃発して数ヵ月後、大日本帝国軍5万人は、大英帝国軍千数百名とともに、ドイツ帝国が中国から租借していた膠州湾を攻撃した。
守るドイツ帝国軍は約5千人、このなかに、オーストリア・ハンガリー帝国海軍に所属する巡洋艦「カイザリン・エリーザベト」も含まれていた。
巡洋艦「カイザリン・エリーザベト」は、交戦を望んでいなかった日墺両国の意向でいったん武装解除したが、ドイツ帝国のオーストリア・ハンガリー帝国への要請により再武装し、ドイツ帝国とともに戦うことになった。
青島のドイツ軍は弾薬の尽きた11月上旬に日本軍に降伏し、捕虜となった四千数百名の将兵は、日本で収容所生活を送ることになる。
巡洋艦「カイザリン・エリーザベト」乗組員で捕虜となった者は約300名、いったん姫路の収容所で暮らした後、青野原俘虜収容所に収容され、1920年に解放するまで約5年間を、この地で過ごすことになる。
青野原俘虜収容所で暮らしたオーストリア・ハンガリー帝国海軍兵士らは、約200名だった。

2008年9月3日~10月29日、オーストリア資料館 (Österreichisches Staatsarchiv)で、青野原俘虜収容所里帰り展覧会(Ausstellung ueber das Kriegsgefangenlager Aonogahara)が開催された。
これにあわせ、神戸大学交響楽団による「再現演奏会」も、開かれている。

大津留厚/著
山川出版社
ISBN-10: 4634491982
ISBN-13: 978-4634491984

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