(4)萬年筆/上田松本日帰り
前山寺から山を降り、上田の街に向かいます。
上田電鉄下の郷駅あたりで、上田行きの2両編成の1000系電車「自然とともだち」号が並行走行しました。
「自然とともだち」号は1号と2号の2編成があるようですが、この電車がいずれであったのかはわかりません。
http://www.uedadentetsu.com/gallery/index.html
車両は、東急のお下がりです。
ところで、今回は行っていませんが、上田市役所は必見のようです。
http://www.city.ueda.nagano.jp/hp/ipro/20100203000000146.html
駅前のパーキング(30分100円)に車をとめ、街を歩き始めます。
これまで上田は長野に行くときに何度も通過していますが、歩くのは初めて。
上田駅は新幹線の駅となり、きれいだけれど、風情はなくなってしまったようです。
駅を背にして駅前の大通りを歩くと、庄村万年筆店があります。
「徒歩旅行」に登場した、萬年筆の専門店です。
中に入ると、カメラをぶらさげた見るからに観光客風のわたしたちを、奥様がけげんそうな顔つきで出迎えます。
「暮しの手帖を見てきたのですよ」
「ああ、もう6年くらい前ですね、取材の方がお見えになりましたねえ」
「いえ、ここで別冊が出たのです」
80を越しているという奥様が、わたしたちの相手をしてくださいます。
「もう歳だから、趣味でやっているようなものなのよ」
すでに二代目の御主人は亡くなっているそうですが、奥様はお元気です。
お店ができたのは大正時代で、かれこれ80年たっているとか。
以前は、富士アイスの向かいにお店があったそうで、現在の場所に移転してからも、数十年経っているそうです。
萬年筆のよもやま話、くらしの手帖の話などをしていると、「どうぞ、座って」とお茶が出てきて、みすゞ飴もいただいてしまいました。
ショーケースの上には、ドイツのラミーのブルーも置いてあります。
http://www.lamy.jp/products/safari.html
しかし、やはり、かつて使い慣れたプラチナの太字がいいと言うと、「これはどう?」と出てきたのが3776シリーズの1本。
3776シリーズには、1万円超えのものと5000円のものがあるそうですだが、5000円のほうが書きやすいということで出てきました。
http://www.platinum-pen.co.jp/fountain_1000_10000.html
あれこれ試し書きをしていると、愛知から手帖をみて上田に来たという若いカップルも、お店に入ってきました。
彼女も試し書きをして、3776シリーズのワインレッドを購入。
このお店ではカードが使えないので、現金で購入できる範囲ということで、3776シリーズの黒を購入することにしました。
あれこれ話をしたり書くのを試したりして、1時間以上お店にいたようです。
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