3 ヘレンキムゼー城
ヘレンキムゼー城は、ルートヴィヒ2世が、敬愛していた太陽王ルイ14世のヴェルサイユ宮殿を模して建てた、ノイシュバンシュタイン城、リンダーホフ城に続く3番目の城である。
建てるに至った経過は、
1864年 ルートヴィヒ2世がパリに滞在
1873年 ヘレンインゼル購入
1878年 定礎式
1886年 王の死により工事中断
ということだったようだ。
http://www.herren-chiemsee.de/index.htm
城をめざすには、島を歩かなければならない。
馬車に乗ってというテもあるが、今回は歩いていくことにした。
森の中は、寒いが気持ちがいい。
ルードヴィヒは、馬車か馬に乗って行ったのだろうけれど。
開けた所に出ると、広い庭園と正面の奥にヘレンキムゼー城が見える。
ヴェルサイユ宮殿を模したというヘレンキムゼー城に近づいていく。
http://chateauversailles.fr/homepage
11時15分からの、英語のガイドツァーに加わる。
人数は10人に満たない。
日本語表記のガイドファイルを貸してくれる。
おねーさんはいっしょうけんめい説明するが、ところどころ間違える。
「階段の間」、いきなりこれかよと思うような、豪華な階段。
「近衛兵の間」
「第1の控え室」、なぜか亀の甲羅のついたキャビネット。
「第2の控え室」
「ベッドルーム」、広く豪勢な寝室で、ベッドは3m×2.6mであるが、ここでルートヴィヒ2世が寝ることはなかった。
「会議室」、ルイ14世の大きな絵がある。
「鏡の間」、王宮の端から端までの部屋で長さ98メートル、蝋燭も2000本。
「寝室」、ルートヴィヒ2世が使ったのは10日で、トイレや更衣室に行く隠し扉がある。
「書斎」
「青のサロン」、マイセン陶器で作られたシャンデリア。
「キッチン」、料理を並べたテーブルごと上の食堂にあげるエレベータあり。
「小回廊」
「プライベート階段」は未完成でレンガむき出し。
「お風呂」、水深1.7メートル、直径7.5メートル。
ガイドの終了は11時55分。
ショップでガイドブック(日本語版)購入。
ヴィスコンティの「LUDWIG」でもヘレンキムゼー城が出てきて、たしか、エリーザベトが訪ねてきたのではなかったか。
寒くて疲れたので、カフェでグリューワインを頼んだが、あまり暖かくなかった。
噴水の池からのお城を眺めてみる。
池にはカモさんがいた。
カモさんにえさをあげている人もいた。
<続く>
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