5 ミュンヘン帰着
15時過ぎ、ミュンヘンに帰ってきた。
この客車には運転台があるので、後部についている機関車を制御して走ることができ、当たり前に走っている。
この車体はBOMBARDIER製のようだが、形式はわからない。
さて、早めにミュンヘンに戻ったので、そのままふらふらと模型屋「11番線」に吸い込まれてしまった。
鉄道模型は決して安い買い物ではないので、さすがにおいそれとは手が出せない。
あれこれ眺めて楽しんでいたら、路面電車の模型は、KATOの製品も並んでいた。
http://www.gleis-11.de/
去りがたいが、いったんホテルに戻らなければならない。
5~10番線はローカル線ホームなので、中央駅の北口に出るときに11番線から26番線まで停車している、あれこれの列車を観察できるのがうれしい。
オーストリア連邦鉄道(ÖBB)の、1016電機が牽引する列車がいた。
先頭車の連結器がないので、ICE1。
ICE3がいる。
ICE-Tとは、赤帯塗装が異なっている(ICE-Tは前面まで来ないがICE3は前面まで来る)ほか、側窓(ICE-Tは前面に鋭く伸びているがICE3は途中でカットされている)などが微妙に異なっている。
キッチュな塗装の機関車は、ARRIVA所属。
型式は183、2日のレーゲンスブルクからミュンヘンに移動するときに乗ったALX354を牽引していたジーメンス機関車と同形式で、番号からたぶん1号機。
ドイツの機関車の番号は、型式3桁+車番3桁+CD1桁のはずだが、この番号はARRIVAの付番方法のようだ。
http://de.wikipedia.org/wiki/Siemens_ES64U4
ここの「5 Privatbahnen」の項目を参照。
この機材は、2010年がドイツ鉄道175周年だったことから、これを記念したADLER号塗装らしい。
ADLER号は、1835年12月7日、ニュルンベルクと隣町のフュルトの間6kmに開業した「ルートヴィヒ鉄道」にドイツで初めて走った機関車で、イギリス製だった。
「ROCO」のロゴがついているのが笑えるが、スポンサーかもと思ったら、案の定ROCOが製品化していた。
http://www.roco.com/products/Roco/62604.aspx
この日の晩ごはんは、Rさん宅にお呼ばれである。
地下鉄で最寄り駅まで行き、教わった住所を頼りに訪問する。
通りと番地がわかっていれば、困ることはない。
Rさんの、手作りのごはんをいただいてきた。
そこらで摘んできた葉っぱがニラ味で、それで餃子をつくっていた。
ニラのようにつんつんしいていなくて、葉っぱはニラよりもっと幅広く柔らかめだが、味と言い香りと言い、ニラそのもの。
何なのかなぁ・・・と思っていたら、行者ニンニクである、ドイツではBaerlauch(熊のネギ)であると教わった。
http://de.wikipedia.org/wiki/B%C3%A4rlauch
Rさんに、バイエルンチケットのサインのことを話したら、署名は必要とのことだった。
チケットをよくよく見たら、「Vor und Zuname(Blockschrift):氏名(活字体)」と書いてあった。
Rさんちには御歳16の爺猫がいて、見知らぬ人間の訪問に興味を示す。
完全室内猫で、外に行くと怖がるそうな。
男同士で、秘密の会談をしたいようだった。
22時解散。
<続く>
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