4 ALX354
駅に行き、券売機でBayern-Ticketを購入する。
Bayern-Ticketは、バイエルン州内のSバーン・IR・RB・RE・IRE(IC/EC/ICE不可)・Uバーン・MVV(Munchen市内)の交通機関を、月曜~金曜の午前9時から翌日午前3時まで(土曜・日曜・祝日は午前0時~翌日午前3時まで)、最大5人まで使えて29Eurというすぐれもののチケットである(シングルやナイトもある)。
ちなみに、レーゲンスブルク~ミュンヘンのチケットを通常料金で購入すると、1人24Eurほど。
Bayern-Ticketを入手し、列車の発車時刻表をチェックする。
14時44分のREに乗れば、16時17分にミュンヘン着なので、妥当な線だろう。
あと30分、それまでカフェにでもいて、待っていればよい。
ところが、ホームに向かう階段に出ている表示を見ると、13時41分発のミュンヘン行きALX354が40分遅れでこれから到着のようだ。
時間的にはもうすぐ入線だろうと、ホームに行くことにした。
たしかに、間もなくALX354が運転席つき客車を先頭に入線してきたが、来たのはパッサウ方向からである。
ミュンヘンに行くなら、反対から来るかと思っていたのだが。
ちょっと不安だが、ドアに貼られた表示は、確かにミュンヘン行き。
プラハから来た列車なので、パッサウ~レーゲンスブルクのどこかでこの路線に入り、レーゲンスブルクからは折り返していくのだろうと推察。
乗車した最後尾の客車は、ČD表示のチェコのコンパートメント車だった。
通路を歩いていくと、どの車室にも先客がいるか、予約票が貼られている。
運よく、先客もおらず予約表示も無いコンパートメントがあった。
席に、時刻表が置いてある。
プラハ~ミュンヘンの列車だ。
ALX354はいつまで待っても発車せず、結局発車したのは14時40分だった。
やはり、パッサウ方面に走り始める。
あとで地図を見たら、オーバートラウブリングで別の路線に入っているようだ。
検札は、来なかった。
Bayern-TicketではICEなどの優等列車には乗車できないが、このALX354はEXとなっているので、Bayern-Ticketで乗車OKかどうかはよくわからない。
MVVのサイトに" Bayernweit in allen Regionalzügen der Deutschen Bahn und weiterer Bahnen wie BOB und alex in der 2. Klasse"とあるので、たぶんだいじょうぶだとは思っているのだが。
http://www.mvv-muenchen.de/de/home/fahrgastinformation/tickets-preise/tickets/db-angebote/bayern-ticket/index.html
何か言われたら、ICEじゃないからいいだろうとは、たぶん、言い返せない(笑)。
1942年7月23日、午前11時にミュンヘン・オスト駅を発車した列車が、おそらく昼下がりにレーゲンスブルク駅を通過した。
停車したどうかは、さだかではない。
この列車には、ハンス・ショル、アレクサンダー・シュモレル、ヴィリー・グラーフ、フーベルト・フルトヴェンクラーらのミュンヘン学生中隊が乗車していた。
彼らは、東部前線での医療実習のためロシアへ向かうときで、26日にワルシャワに到着した。
<続く>
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