11 ヴァルハラ神殿
ヴァルハラ神殿は、バイエルン王国の皇太子ルートヴィヒ1世の命により、建築家レオ・フォン・クレンツェが1830年から1842年に建設した「賞賛に値する著名なドイツ人」の殿堂である。
http://www.walhalla-regensburg.de/
そもそものきっかけは、ナポレオンの侵攻にあるらしい。
桟橋から上陸し、道路をくぐってしばらくあがると、やがて坂をあがる。
ドナウ川の土手から上がる大理石の階段は、350段以上ある。
神殿まであがると、蛇行するドナウ川とバイエルンの平原を眺めることができる。
下流側から
上流側を俯瞰してみる。
コロネードのギリシャ風の柱の間から、ドナウ川の流れを見る。
珍しく、日本人3人連れとすれ違うが、船では見抱えなかったのでバスか車で来たのだろう。
中に入るためには入場料が必要で、ドアを入ったところにカーサがある。
入場料は3Eurだった。
幾何学的な模様の床、金の縁取りのなかに星が描かれた青の天井を、ヴァルハラの守護女神ヴァルキューレが支えている。
内部には、現在、65枚の銘板と130体の胸像がある。
奥には、ルートヴィヒ1世の像。
現在、内部は修復作業中だった。
ナチス・ドイツに抵抗したドイツ人レジスタンス達の銘板(2003年)や、ゾフィー・ショルの胸像(2003年)も納められている。
場所は、中に入って入り口に向かって、すぐ左である。
それにしても、障害者には大変なところだ。
船で来ると、持ち上げてくれる人がいないと、上にはあがれない。
神殿の石段には手すりがないので、持ち上げるにしても難儀である。
車で来ることができれば、地面から神殿までの石段さえ乗り越えれば、回廊正面からの雄大な眺めは満喫できる。
<続く>
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