長野と日光 (6) イタリア大使館別荘記念公園
吹割の滝から出発、R120の標高があがっていくが、前の車がのんびりしている。
道に描かれているのは、黄色い帯。
後ろに車がつながるが、気づかないのか無視しているのか。
1台は、横にずれてくれたときに、前に出ることができたがもう1台はのんびり走り続けたままだったので、途中の見通しのよい直線道路で追い抜いた。
金精峠から湯の湖、戦場ヶ原を抜けて走るが、30数年前着たときの面影はなく、すっかり開けている。
どこの駐車場もしっかり車だらけなので、一気に中禅寺湖へ向かう。
まず行くところは、イタリア大使館別荘記念公園。
この公園は、実際にイタリア大使館の別荘として使われていたもので、1998年に栃木県がイタリア政府から買収し2000年10月に一般公開された。
記念公園には駐車場はないので、中禅寺湖畔の男体山が見える歌ヶ浜駐車場から10分ほど、赤とんぼの群が舞う遊歩道を歩くことになる。
入場無料だが、維持のための寄付は受け付けている。
杉皮を使った外壁や内装が美しい。
湖畔に面して広縁でゆったりでき、お茶をいただける。
ダイニングが再現されていたり、リビングでは使われていたソファにかけることもできる。
ソファの大きさが、何気に異なっている。
2階にあがると寝室があり、大使が使っていた寝室がそのままになっている。
窓からは中禅寺湖の湖面。
別荘の外に出てみると、湖岸にテラスや桟橋もある。
日本ではなかなか見ることのできない景色である。
副邸は、国際避暑地資料館となっていて、昔の中禅寺湖周囲の別荘の様子を知ることができる。
グラバー氏も、この地を訪れていて、鱒を放流したり、フライ・フィッシングを楽しんだりしたようだ。
中禅寺湖には、フランス、ベルギー、イギリスの大使館別荘があって、現在でも使われているらしい。
一般公開しているわけではないので、当然門は閉ざされている。
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