五島で日蝕、そして軍艦島:23日(1)
午前中は、特に用事もないので雨やどりへ。
今晩のごはんをどうしようかと相談したが、チーフは食事は無理なので、お茶でもと約束。
ガイドブックを借りた。
長崎新地近くの湊公園の脇の、チーフからのおすすめのお店のひとつであるSALASAに行く。
カウンター数席の小さなお店で、台湾的氷である、粉雪のような雪花氷(シェーファービン)を食べることができる。
せっかく長崎に来たのだから、長崎ミルクセーキを注文。
時間まで、出島ワーフでのんびり過ごす。
2階のデッキにすわると、風が通り抜けて気持ちがいい。
お昼をだいぶ過ぎ、長崎港ターミナルへ行く。
午後は、軍艦島上陸作戦を予定している。
提出する誓約書に「13歳未満の者、未就学児童、乳幼児及び身体障害者、車椅子等一人で歩行が困難な方は、当分の間上陸できません。」の記述があり、廃墟への上陸なので、制約があることは理解できるが、その範囲、特に「車椅子等一人で歩行が困難な方」が「身体障害者」のなかの「車椅子等一人で歩行が困難な方」なのか、「身体障害者」と「車椅子等一人で歩行が困難な方」ということなのかが、よくわからない。
4月にツァーが始まってから、聴覚障害者が乗船を拒否され、新聞報道されるという事件があった。
聴覚障害者は一人で歩行できるので、この例からだと「身体障害者」と「車椅子等一人で歩行が困難な方」としているようにも思える。
なお、新聞報道があったためか、「聴覚に障害者のあるお客様は、5名に1名の介助者を同行する事を条件に6月1日より上陸観光が可能となりました。」となっている。
パンフレット請求時、同行者は障害があること、歩行や階段昇降は自力で可能であることを伝えたが、パンフレットは送られてきたものの特に障害には言及が無く、オンライン予約時も同様の記載をしたところ、これに対しても何の言及もなく予約完了となった。
はたしてどうなるやらと、ある意味楽しみだったのだが、カウンターでは障害のことは何も言われず、あっさりとチケットを出してくれた。
左の窓際の席にすわり、午後1時40分、出港。
このとき、まだ、軍艦島に上陸できるかどうかはわからない。
上陸できないときは、周遊して帰ってくるとのアナウンスが流れている。
また、サンダル履きの船客もいるが、乗船時には特におとがめもなかったけれども、船内のアナウンスでは、「サンダル履きでは上陸できない、サンダル履きの人は船員に声をかけてくれ」と言っている。
女神大橋をくぐり、長崎湾を出ると、右手に伊王島、左手に香焼町、そして建設中の橋のすぐそばをすすんでいく。
まもなく、右舷に高島が見え、いよいよ軍艦島が姿を見せる。
ドルフィン桟橋につくのだが、波は1メートルから1.5メートル、船が上下するので、上陸はなかなか難しそうである。
桟橋も小さく、小さなブリッジで上陸するしかない。
上陸できるようになるまで、約30分。
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