五島で日蝕、そして軍艦島:23日(2)
上陸すると、まず第1見学広場へ。
この日の見学者は120名あまりで、これを2班に分けて見学開始である。
第1見学広場は崖の下にあり、端島小中学校、貯炭場遺跡が見える。
第2見学広場に移動すると、レンガ造りの総合事務所跡、そして竪坑桟橋跡を見ることができる。
以前は、桟橋から住宅までトンネルが続き、上陸後雨に濡れることなく住宅に入ることができたそうで、そのトンネルのカーブを上から見ることができる。
端島の水は、本土から海底の送水管を使い崖の上の貯水槽までパイプで送られていた。
本土からのパイプが通っていた穴が、そのまま残っている。
第3見学広場からは、大正6年に建てられた日本最古の鉄筋コンクリート7階建ての第30号アパートの姿を見ることができる。
また、背後には25メートルプールもある。
見学ルートは、舗装され段差もないので、サンダルやヒールのある靴でも移動はできる。
だが、船から上陸後、狭い階段を登らなければならないことで、外海からの波が直接打ち付けるので、船もかなり上下することから、危険を防止するためにはサンダルやヒールのある靴は不可であり、また、車いすも危険であると判断しているのだろう。
この日も、1メートル以上上下するので、チャンスとみたら、いそいで乗船しなければならなかった。
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